~STORY 156 7月25日 ⓾~
水族館に行ってきて動物たちの可愛い姿を見てとっても癒されて来ました
やはり人間を癒す動物たちを定期的に見る日を法律で決めるべきでしょう
生き物にサンキュー日 生き物感謝デー 動物を愛でる日
いくつあってもキリがないなぁ
「ん…トイレ……」
深夜一時を回り、ふと尿意を催した奏音はおぼつかない足取りのまま目を擦りながらトイレに向かっていった
「ん……お兄…ちゃん…?」
扉を閉めてトイレへと向かおうとした時隣の優希の部屋からうっすら声が聞こえてきた
優希の部屋は椿の要望により防音加工が施されておりある程度騒いでも外に漏れる事はないのだがその優希の部屋から声が漏れると言うことはかなりの大声を発していると言う事になる
「(眠りに就いたらスヤスヤ静かに眠るお兄ちゃんがこんな夜更けに騒ぐことなんてある?……なんか嫌な予感してきたなぁ……)」
嫌な予感が働いた奏音は優希の部屋の扉をソッと開いて中を覗き込んだ
「ん♡ゆう…ちゃん♡はぁ……♡」
「つば…き…さん!……椿さん!!」
覗き込んだ先にはベットの上でお互い抱きしめ合いながら貪るようにキスをする優希と椿の姿があった
「(ママ!?な、何で……何で…お兄ちゃんと…)」
椿が優希を求めるのは奏音も理解してる
だが問題なのは優希自身が椿を求めてキスをしているのだ
強引に迫ってくる椿を優しく受け止めながら最後の一線だけは守っていた兄が今では本能のままに椿を求めてしまっている
「(……いいなぁ……奏音だって…お兄ちゃんとぉ…!!)」
止めなくちゃいけないと頭の中ではわかっている
でも奏音の体はまるで言う事を聞いてくれず母と兄が互いに求める姿を瞬きせず凝視しなくてはいけないと警告を出していた
「ん♡ぷはぁ!…はぁ…はぁ…」
「うふふ♡私の味はどうだった?ゆうちゃん♡」
息の限界が来て優希と椿はようやく離れ優希は荒くなった呼吸を整える
椿はまだまだ物足りなさそうにするが一瞬で我慢して優希にキスの感想を問いかける
「うん…とっても……気持ち…よかったよ椿さん…でもちょっと…息が……」
「…………っっ!♡」
優希は途切れ途切れにしながらも笑顔で感想を述べる
あまりの可愛らしさに椿の背筋はゾクゾクと震え上がった
「あぁん♡ゆうちゃんったらとっても可愛いわぁ♡」
「わわっ!?」
堪らなくなり再び抱きついた椿を優希はなんとか支えることができた
「はむ♡んちゅ…♡チュル…チュ♡」
「いっ!…つ、椿さん…!首…(あぁ…吸われてる……でも、気持ち…いいかも……)」
「んふふ…ゆうちゃんに私の愛の印をた〜っくさんつけてあげる♡(あぁ♡吸われて感じてるゆうちゃんも可愛いわぁ♡)」
椿は優希の首筋に何度も何度もキスマークを付け続けた
吸われると一瞬だけ痛みが生じるがその後はその痛みが快感に変換され優希も気持ちよさそうな表情をしてその表情を見て更に椿は気分が唆られてしまう
「(あぁ…!お兄ちゃんキスマーク付けられてとっても気持ちよさそう…!奏音もお兄ちゃんに付けてあげたいなぁ……!)」
扉越しに眺め続ける奏音の興奮も更に高まっていき奏音自身も気づかないうちに自分の秘部を刺激していた
「ちゅぽん!……ねぇゆうちゃん?私にもゆうちゃんの愛のマーク付けて♡」
優希の首筋から離れた椿は今度は自分の首を横に傾けてキスマークを要求した
「い、いい…の?痕…付いちゃうよ?」
「いいの♡寧ろゆうちゃんに付けて欲しいの♡だから…ね?」
躊躇ってしまう優希に椿は大丈夫だと優希の頭に手を添えて自ら首筋に優希を誘導する
「心配することなんてないのよ?私にゆうちゃんの愛の証を刻んで頂戴…」
「じゃ、じゃあ……はむっ…」
「あんっ♡…そう…痛くしても大丈夫だからもっと吸い付いて?」
「う、うん!はむ!…んちゅ…ちゅぱっ!……ちゅうう!!」
優希は頷き椿の首に口を当てて吸い付いて跡をつけようとするが唾液が付くだけで上手くつけれなかった
椿は頭を撫でながらもっと強くしてほしい事を優希に懇願すると優希はそれに応えるように今度は強く椿の首筋に吸い付いた
すると今度は椿が付けたキスマークよりももっと濃いマークが椿の首筋に出来上がっていた
「はぁ…!はぁ…!で、出来た!出来たよ椿さん!!」
「ふふ、とっても上手よゆうちゃん♡ゆうちゃんにはきっと才能があるわ(あぁん♡そんな無邪気に喜ぶゆうちゃんも可愛いわぁ♡何で私のゆうちゃんは何をしてもこんなに可愛いのかしらぁ♡)」
上手くマークを形成出来たあまり大声で喜ぶ優希を椿は微笑んで褒めるが内心では優希の愛でる声が大音量になっていた
「じゃあ…もっと…もっと椿さんに僕の証を……」
「うふふ♡全身に刻み込んでね♡」
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では次回もお楽しみに!!




