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~STORY 154 7月25日 ⑧~

最近ストレスを感じることが多いのかストレス発散をとにかくしたくなります。

そんな時はとにかくアニメを見たり猫の動画を見たり休みの日はサ活をして英気を

養います。

久々に焼肉食べたいなぁ〜

部屋を出ていった優希を見送った後、璃玖は飛香達を見下ろす視線は凍りつくほど冷たかった


「まったく…思いやりのかけらも無いのかいきみ達は?誰にだって優しい優希をうまく利用して誘惑しているのかもしれないけどそれじゃあ優希はただ困惑するだけだよ?」


「あらそう?あたしからしたら親友以上になれない敗者があたし達を羨んでいるようにしか見えないわよ?」


璃玖の発言に飛香は対抗すべく璃玖の顔に思い切り顔を近づかせて反論する

璃玖は優希と仲良くなった瞬間から飛香の存在を知る事になり、飛香も優希の親友である璃玖と仲良くなろうとしたのだが、一緒の時間を過ごす中でお互いの優希への気持ちに気づきそれ以来仲が良かった幼馴染は恋敵へと変化していった

徐々に仲が悪くなっていく二人を優希は心配し、なんとか仲直りさせようとするが関係は悪化するばかりであの優希がねを上がってしまった

そして二人の仲は今の状態へと突っ走っていったのだった


「まぁまぁ…仁科さん。それに武田君の言う通りかも知れないけど控えめにして優希くんを他の女に取られるくらいだったら強引に行ってでも優希くんに誘惑するのは必然じゃない?」


「有馬先輩の言う通りですわよ武田君。優希様(あるじさま)の心を射止めるのに手段を選ぶ余裕はないと思いますわよ?」


飛香とは対照的に紫織と飛香は特に璃玖の言葉を気にした様子はないようで、自分の感情を主張する


「ふん、その強引さが命取りにならない事を祈ってるよ。まぁ、たとえ何があったって僕が優希の親友であることは変わらないからね。」


璃玖は捨て台詞を吐きながら座っていた席に戻り読んでいた小説に視線を戻した

その後、優希が部屋に戻ってくるのを各々小説を読んだり、手鏡で顔を確認したりと時間を潰して待つのだった


「ん///チュッ♡ゆう…ちゃん♡」


一方リビングでは優希に抱きつきながら優希の唇を求める母親の椿の姿があった

あの後部屋を出た優希は1Fの洗面所で顔を洗い息を整え心を落ち着かせていた


「ゆうちゃ〜ん。お茶菓子の用意が出来たからこっちいらっしゃ〜い。」


椿に呼ばれて優希はリビングの扉を開けるとそこに椿の姿はなかった


「(あれ?椿さん…どこ行ったんだ……)」


椿の姿を探そうとした視線を動かした瞬間、ぐるっと反転するように視界が切り替わると切り替わった先にいた椿は自身の頭を押さえ唇を覆ったのだった


「ん…!ぷはぁ……!?な、何するのさ椿さん!!」


「ん〜?だってゆうちゃんの姿を見たらしたくなっちゃったんだもん♡」


たった数秒のキスだったのだが優希の感覚的には数分にも感じる程濃密な時間だったが

なんとか正気を取り戻した優希は出来る限り優しく椿を引き剥がす事に成功した

優希から引き剥がされた椿は頬に手を添えてキャッ♡とまるで少女のように照れて恥ずかしがる


「(もぅ…いちいち行動が可愛いんだから始末が悪い…)だ、駄目だよ椿さん…。上には晴菜さん達がいるんだよ?」


「え〜?もし見つかっても何も問題ないわよ?寧ろ私達の仲の良さを見せつけられるじゃない♡」


優希は上の自室を指差しながら注意するが椿はそれが何か?と言わんばかりにまるで気に止めようとしない(止める気など微塵もないだろう)


「はぁ…僕が恥ずかしいからあまりみんなが居る前ではやめてよね?これ持ってくよ〜?」


「あっ!ちょっと待ってゆうちゃ…もう!ゆうちゃんったら恥ずかしがり屋さんなんだから……。でも、そんなゆうちゃんも可愛いわぁ♡」


可愛い息子を再確認した椿はルンルン気分で台所の後片付けを進めていった

暫く進めていくなか椿は優希の先程の言葉を思い出した


“はぁ…僕が恥ずかしいからあまりみんなが居る前ではやめてよね?”


「って事は〜……みんなが居る前でなければ良いってことよね!ふふふふふ♡」


その後、特に変化がないまま飛香達は家へと帰って行った

何かあるのではと優希は警戒したのだが椿は別段いつも通りで奏音も椿の様子はいつも通りに感じたようで普段通りに接した

その後、夕飯も何事もなく終わり優希はそのまま就寝に就いた


夏に入り冷房を効かせた部屋でスヤスヤ寝ていて誰かが部屋に入ってきても気づかない程熟睡していた優希はふと目が覚めてしまった

優希の上に掛かっているのは重めのタオルケットのみ

しかし今優希の上にはタオルケット以上の重みを感じている


「(ん…なっ……だ……?)」


意識がはっきりしないままボヤボヤの視界を徐々に開いて確認する


「うふふ♡おはようゆうちゃん♡」


開いた視線の先には笑顔の椿が自分の上に覆い被さっていた

読んでいただき誠にありがとうございました!


是非高評価、ブックマークよろしくお願いします!!


作品執筆力向上に繋がりますので作品への感想もお待ちしております!


では次回もお楽しみに!!


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