〜STORY 132 7月5日 ②〜
「…………【チラッ】」
テキストを進めて30分以上が経過しているが未だに優希は集中できないでいたのだった
晴菜との件もそうなのだが原因は明らかだった
それは……
「どうしたの優希くん?私の顔に何かついているの?それとも〜、私の格好が気になる?」
「い、いえ…それは……【カアァ///】」
「ふふふ、赤くなっちゃって…照れてる優希くんって本当に可愛らしいわぁ♡」
「か、からかわないでくださいよぉ…///」
優希が気になり身体を近づけて優希の様子を確認しようとする葵の格好が1番の原因であった
彼女の服装は白のノースリーブワンピースと夏らしく涼しい格好なのだがそれが問題であった
あの椿程ではないにしろ葵のスタイルはかなりの迫力を誇っておりそんな彼女が少し動けば見えてしまうような格好をして、あまつさえ彼女はとにかく優希に密着してくるのだ
「(こんなの意識するなって言う方が無理でしょ!!)」
葵が優希の顔を覗き込んでくる時胸元からはしっかり谷間を確認することまでできたのだった
しかも葵の意識無くした行為は全て色っぽく優希はつい葵の姿を凝視してはテキストに戻し、また葵を見ると言う行動を繰り返していた
「…ねぇ優希くん?ちょっとお話ししてもいいかしら?」
まるで集中ができず悶えていた優希に葵は持っていた参考書を机に置いて優希にそう告げた
「は、はい……(なんだろ…?もしかして僕が全然集中出来ていないことに怒っているのかな?まぁ…実際集中出来ていないわけだし怒られても仕方ないか…。)」
いくら普段から親しくしてくれる葵といえども家庭教師の最中だから集中していない生徒に注意するのは当たり前だろうと思った優希は一回注意を受けて集中力を回復させるのもありかと優希は素直に葵の方に視線を向けた
「【ピキィン!!】」
その瞬間葵は目を光らせると優希の背中に腕を回し優希を傷つけないよう丁寧に床に寝転ばせ、枕元には座布団を敷いて頭が痛くならないよう配慮もされていて気遣いもバッチリであった
「……え?【キョロキョロ】……え!?なんで僕床に寝てるの!?」
優希も一瞬の出来事だったようで気づけば床に寝てい他状況に驚きを隠せないでいた
「はぁ…///はぁ…///」
「あ、あお…い…さん……?」
顔を赤くして呼吸を荒げ優希に跨る葵はまるで発情した猫のようで優希は初めて見る葵の様子に驚きを隠せないでいた
「はぁ…///優希くんったらなんて可愛いのぉ…?」
「あ、あの…葵さん?う、動けないんですけど……?」
優希は自分に覆い被さる葵から退こうとするも彼女との距離があまりにも密着していて触れてしまいかねなかった
親しくしていても彼女は仲の良い近所のお姉さんであって恋人では無い
恋人ではない彼女に不用意に触れる訳にはいかない優希はもがくことなくその場から動けなかった
「ふふふ…、ねぇ優希くん?そんなに動きたいのだったら強引にでも私を退けたらどう?こんなふうに♡【ふにぃ】」
「へえぇ!?にゃ!にゃにしてるんでしゅか!?」
葵は優希の手を掴むと自身の胸を優希に触らせ撫でさせ揉ませ始めた
優希はいきなりの出来事といきなりの感触と圧倒的な柔らかさに脳がヒートアップしてしまい上手く呂律が回らなかった
「どう?優希くん。貴方の為に…ふぁ///大切に育てたのよ?とっても柔らかいでしょ!!」
葵は優希に胸を揉ませながら自分の胸の感触の感想を求めた
時折気持ち良さそうな声と表情を浮かべ、その度に優希も反応してしまう
「しょ、ションなこと!だ、だめぢゃにゃいでしゅか!!(ふ、ふわわわわ!!!お、おおおおおっぱいが、葵さんのおっ、おっぱいがぁ!?)」
優希は否定しつつも脳内では異常発生のアラームが鳴り響いていた
不可抗力という不可抗力が繋がって触ったことや意識ない状態で椿や奏音や飛香の胸を触った(触られた)ことはあっても今のように相手から自分の胸を触らせてきたのは初めてだ
「うふふ♡自分で触るのと対して変わらないのに優希くんに触ってもらえるだけでこんなにも感じ方が違うなんて知らなかったなぁ♡」
葵は気持ちよさそうな顔を浮かべて幸せそうにしていた
時折ピクンと感じていたり息を荒げている葵に優希も下腹部が熱を浴びているのを感じた
そんな興奮気味になりつつある優希の様子を見て葵はクスッと微笑むと優希に揉ませていた手をスッと離させた
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ありあっした~♪