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〜STORY 109 6月12日 拾弍〜

「え?だってまず奏音が食べてちゃんと美味しいやつかどうか確かめないといけないじゃない?」


「だからって何も口つけなくてもいいんじゃないかな?」


優希の問いに奏音はあっけらかんとした状態でさも当たり前かのような表情で答えた


「(なるほど…奏音ちゃんの言う通りですわね)それもそうですわね。優希様(あるじさま)に万が一出来の悪いものを食べさせてしまっては眞田家の沽券に関わりますわね【ハムハム】」


「だからって晴菜さんまで歯形つける必要はないんだよ!?ってそこ!!私も便乗しようみたいな感じでご飯食べないで!!」


春巻きを一口すると晴菜は自身の一口食べた春巻きを優希に差し出すと晴菜や奏音達に釣られた飛香と紫織は自身のお弁当のおかずをそれぞれ頬張ろうとしていた

話すと何故か仲が悪いこの面子なのだが優希の事になると「そんな揃う?」とツッコミを入れたくなる程息が揃ってしまう


「ん〜?あたしは叔母様やそいつと一緒のことはしないわよ?」


そう言って飛香はお弁当のおかずの一つの海老フライを口に頬張った

そして海老フライを口に頬張ったまま優希のすぐ目の前で座ると


「え、何飛香?海老フライを口にしたままなんでそんなに近づくのってちょおおおおおっ!?」


「ん〜♡」


海老フライを口にしたまま飛香は目を閉じて優希の口元に迫ってきた


「ちょっと待って飛香!!何でキスするかのような感じで近づいてくるのさ!!」


「【ごくん】何でってゆ〜ちゃんに食べさせる+ゆ〜ちゃんとキスができるからに決まってるじゃん?」


「何で分からないの?みたいに首を傾げないの!!」


飛香は何で優希が止めるのかが分からないかのように首を傾げていた

優希は心を落ち着かせようとお茶を人啜りするが先程の飛香のキス顔を思い出してしまったせいで思いっきりむせてしまった


まったく…皆ここが公共の場だって事をもう少し理解してほしい、ってだから!皆飛香の真似しなくていいんだって!?」


気配を察知した優希の周りには先程の飛香と同じようにそれぞれのおかずを口にした女性陣が臨戦体制に入っていた


「「「「【ごくん…】チッ!!」」」」


「何で皆して舌打ちしてるのさ!!」


こうして優希の昼食は晴菜達女性陣の猛攻もあってとても穏やかな昼食が取れる状態では無くなってしまった

読んでいただき誠にありがとうございました!


もし良かったら高評価、ブックマーク頂けたら幸いです!


作品力向上に繋がりますので作品への感想や意見などありましたら是非お願いします!!


では次回もお楽しみに!!


ありあっした~♪

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