〜STORY 100 6月12日 四〜
晴菜と飛香は優希の腕に抱きつくとそのままいつもの口喧嘩を開始した
晴菜はの格好はともかく飛香の格好は完全に下着姿なこともあり気がつくとギャラリーの中に男性が増え若干興奮している人までいたが飛香はそんな事もお構いなしと気にせず続けた
「…な〜んか野郎共に変な目で見られるのが無性に腹立つんだけど……【ブルッ】」
前言撤回。下着が見られるという噂を聞きつけここぞとばかりに店舗まで集まってきた野次馬達に飛香は身震いさせ拒絶した視線を野次馬達に向けた
「はぁぁ///♡」
「美少女のあの冷めきった目付き!!最高でござる〜!!!」
「是非!是非某の顔を思いっきり踏んづけてくだされ!!出来る事ならゴミを眺めるような目でしてくれたらもっと嬉しいですぞ!!」
しかし一部の野次馬から更なる歓声が上がったため飛香は更に不快そうな顔をしてしまったが正直優希から見ても悪寒がするほど気持ち悪かった
特に最後の人に関してはその場で寝転がりながら訴えかけるようにしてる様が嘔吐欲を促進させていた
「…………ケホ、ケホケホ」
左の晴菜は軽く咳き込んでいたが顔を見るなり相当気分が悪そうに見えた
本当は吐きたい所なのだが優希が側にいる手前よほど無理しているのだろう
「何なのこいつら……?すっごく気持ち悪いんですけど…【カミカミ】」
飛香も悪態をつきながら優希の服を噛み付いていた
飛香も優希の側で吐くという失態を犯したくないようで優希に噛み付くことで気分を紛らわせているのだろう
それを察して優希は飛香が噛み付いてくることについて何も言わなかった
「【う、うん…!】そ、それは仁科さんがそんなはしたない格好を白昼堂々晒しているのが原因ではないのではありませんの?そんなはしたない格好私は優希様の前以外は絶対にお断りですわ。というか早く着替えてくるかあそこの方達の所にでも行ってくださらない?」
晴菜は咳払いをすると飛香に更衣室へ行くようにと更衣室を指さして催促した
早くこのカオスな状況から解放されたい晴菜枯らしたらそれが一番手っ取り早いと思っているからだ
「あ、あたしだってゆうちゃん以外に見せるなんて嫌よ!ごめんねゆうちゃん?着替えてくるから寂しくさせちゃうけど少しの我慢だからね?【きゅっ】」
「あ、はは…慌てないで良いからね?【なでなで】」
「【パアァ…】う、うん!じゃあすぐ着替えてくるから待っててね!!【シャッ】」
優希にの返事に飛香は刻々と頷くと飛香は急いで自分のもといた更衣室の中に戻っていった
「まったく…仁科さんのせいで飛んだ災難でしたわ……」
「あはは、でも一番の原因は僕達が騒がしくしてしまったのが原因なんだけどね?」
「そう言えば先程まで優希様に文句を言っていたあの人はどこに行ったのでしょう?(まぁ…あの人は今度個人的に抹殺することにしましょうかね?私の大切な優希様に正座させるなんて絶対に許しませんけどね。)」
優希と晴菜はさっきまで側にいた加藤さん(37独身)の姿を探すと加藤さん(37独身)は今度は野次馬達に文句を述べていたが野次馬達は一致団結している為か先程までのように一方的に文句を述べられないようだ
その証拠にかなり苦しそうだ
「……今度改めて謝りに行こうか?」
「あら!優希様からデートのお誘いなんて光栄ですわ。楽しみにしていますわ!!」
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ありあっした~♪