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システムの執行者  作者: ここのあ
*序章*
4/11

***

 綺麗なアイスブルーが空に溶け込む、肩甲骨の下まで伸びたストレートヘア。


 その青色から覗く、青白いといってもいい病的に色素の薄い肌。



黒の上着に白のブラウス、膝丈ほどの黒のプリーツスカートと、胸には青のリボンを決意のように結んでいる。

 プリーツスカートからはすらりと痩せた腕や足がのぞいており、それらは適度に引き締まっており、鍛錬していることがわかる。


 膝の3センチほど上にまでくる黒の靴下、足首ほどの茶色のブーツで保護しているようだ。




 想像のつかないほど鋭い光を煌々と灯した深緑の瞳。

愛らしい顔に反して氷を思わせる表情。




 そんな彼女は誰もが認めるほどの美人であり、ふと見えるあどけなさが、ある種の愛おしさを植え付ける。



 惜しむべきは、見せる表情に18歳相当の幼さが、見えないところだろうか。

前を見据えた彼女の表情からは、柔らかさや優しさなどを感じることはできなかった。



 

閉じた門の前にて彼女は言う。


「リーザです。ただいま戻りました」

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