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【詩集】日常から

日常と飛躍のストップアンドゴー(凶悪なカウンター潰し)

作者: につき

身を包む暑さは

濃密な闇を伴って

虫の音を響かせている


生まれながらの香木のように

霧散する香りを振りまいて

月の面を進むあなたへ

わたしの声は真空に遮られている



関わりを断ち切れない

無機質な人との繋がり


最も暗い夜明け前の闇に

わたしのいのちを炎とせよ



ありふれた蛍光灯たちの

数限りなく鋭い点滅で

支えられている営利活動だ


ただ一点の光となって届け

月の面へと

深遠の暗闇に満ちた空間を越えて



眠れないのではなく眠りたくない

目を閉じても閉じても見えている

いつかの、または昨日の小さな後悔


見下ろしながら見上げている

オーロラの帳の端から端までの

遥かな名を持つ龍の背に乗って

お読み頂いてありがとうございます。

題は、わたしの好きなアニメの改良型必殺技から。

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― 新着の感想 ―
[一言] 面白い題名だと思ったら、アニメの必殺技が元ネタなのですね。 デジタル社会を淡々と生きる様子と、宇宙へ呼びかけ広がっていく心の描写が、まさに日常と飛躍のストップアンドゴーでした。 心ここに…
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