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見苦しい領主の末路

かなり短いです。

「きっ貴様は領主様すら殺すというのか?」



「ん?さっきそう言っただろ?聞いてなかったのか下っぱ君。」



「しっしかしお二人と違って領主様は貴様に盗賊行為はおこなってないだろう!?」



下っぱ君は自分の言うことはいかにも正しいかのように声をあらげる。



「いや、このおっさんさっき俺を捕らえるだとかなんとか言ってただろが。そりゃあ権力を使った脅迫じゃないのか?それともこの街では脅迫は罪じゃないとか?」



「たっ確かに脅迫行為は認められてはいないが命に関わる状況ではなかったじゃないか!それだけの事で殺すのは間違っている!」



「そっそうだ!門番の言う通りだぞ!」



今になって自らの置かれて状況に気付いたのか懸命に叫ぶクソ貴族。



「それが正しいとしても今後の俺達の身の安全はどう保証する気だ?お前が俺達に暗殺者を差し向けるとか指名手配するとか・・やりそうな事は山程あるぞ?」


「そっそれは・・・」



図星をさされて焦ったのか左右に眼が泳いでいる。


「俺達はお前のようなカスのせいで寝込みを襲われたりするのを心配するのはごめんなんでな。

まぁこれ以上の問答は無意味だからな・・・さっさと死ね。」



[武技]発動[空閃華]



ビュッ! ズバァァ!!!


ザスッ!



「かっかひゅ・・」



ベチャ・・



多少離れていたクソ貴族に向かってスキル[武神]によって使える此方の世界の[武技]を発動するとショートソードの剣先から斬激と共に赤い飛翔物が向かっていきクソ貴族の首を飛ばした。



「これ結構便利な技だな・・」



「ひぃっ!きっ貴様[武技]使いだったのか!?」



なんかしらんが下っぱ君がやたら喚いてるな・・

うるさいしこっちも片付けることにしよう。


残っていた下っぱに先程使ってみた[武技]をもう一度発動しあっさりと絶命させる。



「そっソウヤ[武技]を使えたんだね・・凄い!!」



「そんなに凄いことなのか?」



クレアがまるで憧れの人に会いましたといった表情で見つめてくるので尋ねる。


「そりゃあ[武技]を使えるのはその武器の扱いを極めた人のみって言われてるし今[武技]が使えるのはギルドでいうならAランク以上の人だけだもの!つまりはソウヤはAランク以上かそれに匹敵するほどの剣の腕があるってことなのよ?」


「なるほどな・・つまりはAランククラスなら[武技]を使える強者ばかりってわけか・・・楽しみだ。」



「なんでそんなにワクワクしてるのよ・・」



クレアが若干呆れた眼でみてくるがスルー。



「まぁいい。取り敢えずカスは片付けたしこれからどうするかな?」



「取り敢えずはギルドで依頼の完了を報告してからにしましょう。」



ギルドに向かうことが決まったのでクレアを伴い領主邸を後にした。


その場には血に塗れた死体のみが5人分残されていた。

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