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武器屋で武器調達

大変なんですね。毎日投稿って。

「うん。私だよ〜!今日はちょっと武器を買いにきたんだ!」



「しかしクレアの嬢ちゃんよぉ、お前さんにはつい先日用意してやっただろう?」



クレアはつい最近もこの店に来てたのか・・

だとすればあの使ってた銅の剣をこのちっこいおっさんが作ったってことか。


「今日は私じゃなくてここにいるソウヤに武器をお願いしたいんだよね。」



「ん?こっちの坊主にか。 こいつも冒険者なのか?」


ちっこいおっさんは少し見下したような目でこっちをじろじろ見てくる。

なんだ?やんのかコラ?


「そうだよ!登録したばっかりなんだけど、すっごく強いんだよ!?なんたってビックベアーを1人で倒しちゃったんだから!」



いや、クレア?お前が自慢気にしてどうすんだ・・


「なんだと!?こんな小僧がビックベアーを1人でだと!? 本当なのか?」



「本当だよ!私とカインがビックベアーに襲われてたのを助けてくれたんだから間違いないよ!」



「そうか・・なるほどな、だからさっきカインの奴が剣が折れたからと買いにきたのか。」



「カインがきたの?」



「あぁ、完全に修復不可能になった剣をもってきてたよ。どんな奴にやられたのかと思ったが、ビックベアーなら納得だな。」



カインの奴武器を新調したって事はよっぽど本気なんだな・・・

金の無駄なのに・・



「まぁいい。それ程腕がたつのならちょっと素振りしてみろ。得物はこっちでかしてやるから。」



そう言ってちっこいおっさんは様々な剣が置かれた棚を指差す。

まぁ、クレアが言うにはなかなかに頑固らしいからきっちりやらなきゃ駄目っぽいな。

う〜ん取り敢えずこれか?一振りのショートソードを棚から手に取り抜き放ち正眼に構える。



「フッ!!」



上段から袈裟懸けに斬り下ろし、斬り上げまた別の斬り方に切り替える。

徐々に剣の速度をあげていき、こんなものかな?と構えをとき鞘に戻しちっこいおっさんへと振り返る。



「こんなもんでいいか?おっさん。」



「・・・あっああ!!」



なんかやたらおっさんびっくりしてるんだがなんでだ?



「流石ソウヤだね!凄い速さで剣先がまったく見えなかったよ!」



「俺も長いこと鍛治をやってるがこれほどの技量をもった剣士は初めてだ・・・ぜひうちの剣を使ってくれ!」



なんか2人とも大袈裟だと思うんだが、これで剣が手に入りそうだしいっか。


「でっどんな剣をお望みなんだ?」



「そうだな・・刃こぼれしないくらい頑丈なショートソードを二本くれ。」



「刃こぼれしないって、そりゃ銅やら鋼、鉄製じゃ論外だな。多少値がはってもいいのか?」



「ああ。性能重視で頼む。」


「それならこいつなんてどうだ?」



おっさんが奥から二本のショートソードを持ってきた。



「こいつはダマスカス製のショートソードでな。ミスリルやオリハルコンに魔力浸透力では劣るが頑丈さだけならかなりの物だ。」



おっさんからショートソードを受け取り抜いてみると黒光りする見事な剣があらわれた。



「これを貰う。」



「まいどあり!二本で金貨二枚だが大丈夫か?なんなら借金って事にしてもいいが。」



「いや、問題ない。」



亜空間から最後の金貨二枚を取り出すとおっさんに渡す。



「おいおい、まだ新人なんだろ?こんな大金どうしたんだ?」



「デカ熊を売り払った時の金だ。できたら剣をつるすベルトも欲しいんだが?」


「ビックベアーの売却金なら納得だな。ベルトはサービスでつけてやるよ。」



おっさんは近くの棚から腰のあたりに交差させてさすタイプのベルトを取り出し俺の腰にサイズを合わせだした。



「しかしお前さん、ソウヤだったか?そんな軽装で冒険者はキツいと思うが防具は用意しなくていいのか?」



今の俺の格好はTシャツにジーンズ、スニーカーとかなりの軽装だがいまのところは大丈夫だろ。



「今は手持ちも少ないしな。また金ができたら頼むわ」



「そうか・・分かった、いいもんこしらえてやるから素材の持ち込みでもしてくるといい。」



「了解。世話になったな。」


「ハンスさん!ありがとうございました!」



クレアと共におっさんに頭をさげ店の出口へと向かった。



「さて・・そろそろ正午だな。クレア、カインの言ってた場所に案内してくれ。」



「うっうん。」



緊張した面持ちのクレアを伴い約束の場所へと向かった。

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