↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
25/47

2026年8月16日(祭りの後の静けさと、無人の抽選会場で掴んだダブルの勝破)

昨日の猛烈な熱気と賑わいが嘘のように、売り場にはどこか切ない「兵(つわもの)どもが夢の跡」といった風情が漂っていた。

密かに期待していたのは、昨日あふれんばかりに並んでいたおにぎりや焼きそば、太巻きたちの「その後」だ。あの大量の祭り食が黄色い割引シールを纏って残っていないかと淡い期待を寄せていたのだが、棚は見事にすっからかん。惣菜コーナーはすっかり通常の配置へと戻っていた。

戦利品の安売りハンティングという意味では不発に終わり、心の中でほんの少しだけ「敗北感」を味わう。だが、システムを愛する者として、ここで引き下がるわけにはいかない。

本日の真の主戦場は、食料品売り場ではなく「イオン夏休み抽選会」の特設会場だ。

金曜日から日曜日までのレシート合計5,000円ごとに1回、最大2回まで引けるというこの企画。いつもなら長蛇の列ができ、待ち時間との戦いになるのが常である。ところが、抽選会場に向かってみると……なんと誰も並んでいない。

まさに「祭りの後の静けさ」そのもの。不気味なほどスムーズに案内され、私と奥さんは並ぶストレスゼロで抽選箱へと手を伸ばす。

ガラガラと回した結果は——なんと2等の「500円分のお買物券」が2枚!

私と奥さん、夫婦揃って見事に2等を一本ずつ叩き出し、合計1,000円分の戦利品をGETしたのだ。

惣菜の値引きシールを逃したかすかな敗北感など、この予期せぬ1,000円分の臨時収入で一気に吹き飛んでしまった。並び時間ゼロで確実な実利を手に入れるという、極めてスマートな勝利である。

賑やかな祭りが去り、静けさを取り戻したイオンの館内。

仕上げにラウンジで無料のアイスコーヒーを静かに噛み締めながら、駆け抜けたお盆休みの戦果と充実感をじっくりと胸に刻み込む。

手に残る2枚の500円券の感触を確かめながら、私は今週末もまた、終わり良ければすべて良しの鮮やかな着地を決めて、ひっそりと深くガッツポーズを叩き込むのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。