鉛筆の芯
鉛筆の先っちょをコロコロと転がすように撫でている老人がいました。
そんな光景に
こわいなー。
ふしぎだなぁー。
と、心の中で呟きながら見つめる少年。
不思議な光景に見惚れていると、体が不思議とお互いを引き寄せた。
徐々に老人と少年の距離が近づいた....。
そしてついに少年の指先が老人の鉛筆にくっついてしまった。
その瞬間に、不思議と鉛筆に夢中になっていく感覚に見舞われた少年。
周りの音を掻き消すほど....。
そうしていくうちに少年の指は、鉛筆の先っちょを転がさないといけない気持ちになってしまったのでした。




