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すれ違うイブリンとアイラ
ジャック王子は、とことんヘタレなのだろうか? お城のパーティーに招かれているイブリンは、軽くお酒をたしなんでいる。ジャック王子の姿は、まだ見えない。
向こうの方からアイラがやって来る。
よし、ジャック王子とアイラの仲を持とう。そうイブリンは考える。
「アイラちゃん、来ていたのね!」
でも、アイラはツンツンとした雰囲気である。
あれ? 何かしたかしら?
そうイブリンは心当たりを考える。
「アイラちゃん? どうしたの?」
「別に、なんでもないですけど?」
いいや、これはわたしが何かをしたのだ。そうイブリンは心配になる。
ジャック王子は、まだ姿を現さないのだ。アイラはこの乙女ゲームの世界のメインヒロインである。あれ? 何かがおかしい?
アイラは口をあまりきかないけれどもイブリンのそばに居る。えっ? どうしてだろうか? まだ話が見えないイブリン。
イブリンだけが気まずい空気の中でお酒をたしなんでいる。アイラは無言だけれども、イブリンのそばに居る。
わたし、何かをしたのだ。
イブリンだけが気まずい感じの中で今日のお城のパーティーが終わった。