街へお出かけ
そんな流れでイブリンとアイラは馬車に乗って街へお出かけ。馬車はゆっくり進んでいる。イブリンは公爵令嬢、アイラはメインヒロインの男爵令嬢。身分差はあれど、二人はすっかり仲良くなっている。馬車から見える景色に二人の会話が弾んでいる。
こう言うのはアイラの方から。
「イブリン様は好きな人は居ますか?」
「うーん、そうねえ? わたしはアイラちゃんが大好きかな?」
これには、アイラお決まりの顔が赤く染まるパターン。
二人を乗せた馬車は街の入り口に入りかかる。イブリンとアイラは令嬢、そんなに街へお出かけする機会は少ない。
二人は馬車から降りて、街の中を散歩し始める。街の活気がイブリンとアイラを歓迎するかのように。
アイラは、ひとつのアクセサリーのお店の前に並ぶ。イブリンも一緒にお店の中に入る。普段は二人は宝石のネックレスを身に付けている。でも、こうしたガラス細工のアクセサリーも女の子の心をくすぐるものだ。アイラは目をキラキラさせながら、ひとつひとつのアクセサリーを見てまわる。
「イブリン様? このネックレスで同じものをふたつ買いませんか?」
「うん、いいね!」
イブリンとアイラはアクセサリーのネックレスでお揃いを購入する。アイラは顔が赤く染めている。イブリンは早速、ネックレスを身に付けている。アイラもそれを見てお揃いのネックレスを身に付ける。
「えへへ、イブリン様とお揃い♡」
「わたしもアイラちゃんと同じもので嬉しいわ」
二人は街の中を、気付けば手を繋いで歩いている。
アクセサリーのネックレスのお揃い。イブリンとアイラの心の距離が縮まるようだ。