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転職勇者  作者: 猿神
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レベル上げ

牢屋の鍵開け同様、マークの熱い声援を受けイメージを作り出すが一切出来なかった。

鍵開けと違い、魔法は体内での作用になるので、魔力の流れが分かるが細かい指示はできず、1人での練習が続いた。

森の中で、野営をしながら練習は続けたが、なかなか上手くいかない。

スライムや動物を狩りながら練習をしているが、レベルも全く上がっていない。


それでも、マークとシェリーは焦らずに付き合ってくれた。

練習を始めてから2週間、杖の先から黒い煙が出た。

初めての事だった。


「そこからもう少しで、魔法としてファイアが発動するから頑張れ。」

マークが応援してくれたが、実際に小さいファイアが出たのがそれから2週間が過ぎたころだった。

ここまで大分時間が掛かってしまった。


「これで次の段階に移行できるね。」

シェリーが優しく教えてくれた。


「これで離れていても、攻撃出来るスキルができたから、次のステージに移行しようか」

マークもシェリーと同じことを話してくれた。


早速明日から今居る森から移動するみたいだ。

ただ、今のファイアは杖を使って出したものになるので、杖を使用しないでも出せるように、もっともっと練習しなくてはならないと思った。

しかも、ファイアというか、蝋燭みたいな炎だしね。


それから4ヶ月、森やダンジョンを変えながらレベル上げを行うようになった。

当初の予定通りマークとシェリーが攻撃を行い、弱った相手に少しのダメージを与え得る事を繰り返した。


そして、本日ついにレベル10まで上がることができた。

この数ヶ月、魔法の練習も欠かさず実施してきた。

結果として、ファイアは、杖を使わなくても発動することができるようになった。スキルとして認識されるようになった。

当初の目標であった残り2つは、発動することもあるが、まだ練習中だ。

レベルが10まで上がった事により、これで3回目の転職をすることができる。


マークとシェリーは、18レベルまで上がっていた。モンスターが強過ぎたり、弱らせるつもりが倒してしまったことんいより、僕よりもレベルが上がるスピードが早かった。


ただ、2人で冒険をしていた時は、もう少しレベルが上がっていたという。


シェリーに詳しく聞いたら、

最初に職業に就いた時は、手探りでレベルを上げていた為、転職までに6年間掛かったらしい。

その後は効率を上げ、頑張ってきたが

2回目の転職まで、4年、

3回目の転職まで、4年、

4回目の転職まで、2年。


トータル16年でここまできたみたいだ。能力値が増加され、初期値が上がった前回の転職は、初めから強いモンスターと戦闘ができたのでレベル上げも楽になったらしい。


シェリーに、今回も僕がいなければもっと早くレベルを上げられたんじゃないか聞いてみたが、ここまで2人で冒険してきて飽きたらしい。


「スキルも人より多く覚えた事だし、そろそろ冒険を辞めようかって考えていたんだよね。そして、最後の転職と思っていたら君と出会ったんだよね。」


「マークが言ってた、君を最強最速の勇者にさせるって、面白そうじゃん。こんなこと、誰もやらないし、まして自分達も最速にはなれないんだから、楽しみ倍増じゃん。」


「だから、今は君がレベル上げに時間が掛かっても問題ないんだよ。これで俺たちの最初の冒険よりも早いくらいだと思ううよ。」

マークも途中から会話に参加してくれていた。


「それじゃ、町に戻って3回目の転職でもしようか」

「早く。早く転職行こー」

シェリーがやけにテンションが高い。

町に行きたい理由でもあるのだろうか。


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