新しい仲間
町に着いた僕達は、ますは役人の所に報告しに行った。
説明は、マークがしてくれた。
ざっくりとした内容としては、
1. 僕たちは、隣町からこの町に来た初心者冒険者である。
2. 町から近い道の途中で、縛られていた人達がいた。
3. その人達は、山賊みたいな姿だった。
4. 近づくと怖いので、確認して欲しい。
僕たちの名前や職業やらを色々聞かれたが、レベルが低い為、近づかずに報告してくれた事に感謝された。
その後、僕たちは宿屋を探して今日はゆっくりする事にした。
ここ数日、目まぐるしく状況が変わり過ぎ、寝不足もあり夕食後、僕は直ぐに寝る事にした。
2人は、もう少しお酒を楽しんでから休むようだ。
部屋に入って1人になると、数日の事が鮮明に蘇ってきた。
1. 勇者に転職し、最弱冒険者に。
2. パーティーから追放。
3. 山賊に捕まった。
4. マーク、シェリーに出会う。
5. 山賊達からの脱出。
6. 山賊達との戦闘
パーティーから追放された事よりも、マーク達と出会ったことの方か、印象が強かった。
無茶な鍵開けをやった事。そして、それ以外にマーク達の戦闘が無茶苦茶だった。
マーク達から提案された、「最短最強勇者」
頭の中で、ぐるぐると回りながら、知らない間に寝てしまっていた。
翌朝、朝食を食べる為、食堂に行くと2人がいた。
食事をしながら、今後の事を話し合う事になった。
「じゃあ、次は何処に行く?」
シェリーは、僕にいきなり聞いてきた。
「違うだろ。」
マークがシェリーを止め、僕がどうするか確認してくれるのだろう。
「まずは、レベルの上げ方と、転職の時期を説明してあげなきゃ。」
ん?
僕も一緒に冒険に行く事になってる?
「今、るいは一回目の転職を、」
「待って。」
僕は、マークの話しを止めた。
ちゃんと、話しをしなきゃ。
「マーク、シェリー。ありがとう。」
「山賊から助けてくれて、ありがとう。」
「牢屋の中で話してくれた、冒険の事なんだけど。」
「一緒に冒険させて欲しい。足手まといになると思うけど、強くなりたい。」
ちゃんと言えた。
「ごめん。もう一緒に行くことしか考えてなかったよ。後でどうするか確認する約束だったね。」
マークが謝りながら手を出してくれた。
「それじゃ、改めて宜しくね。」
シェリーも手を添えてくれた。
「謝りついでに、もう一つ。」
マークが変な顔をしている。
「昨日頑張って鍵開けさせたけど、ごめん。後々考えたらあのスキルは、るいにはまだ早かった。」
「•••」
スキルは、他の人にも教えて覚える事もできるが、最低限のレベルが必要らしい。
鍵開けは、10レベル程度必要みたいだ。
あの地獄の数時間はなんだったんだ。
「ごめんな。これからは、るいのレベルに合わせて、覚えらるスキルを伝えていくよ。」
シェリーが続けて、
「まあ、予行練習ができたと思って、また、頑張ろう。」
「、、、はい。」
僕は、これしか言えなかった。




