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転職勇者  作者: 猿神
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ダンジョンでの苦戦

僕達は、レベルを上げながらマーク達と行ったダンジョンを目指していた。

今回は、途中の村や町などで困っていることが無いか聞き込みをしたり、そこの名物を食べたり見学しながら旅を進めた。


立ち寄った村では、近くに出現するモンスターの討伐依頼を受けることも有った。今まで出現したことのないモンスターが最近出没するようになり困っているとの話しがあった。

僕達は、レベル上げのついでに狩りをして回った。その際は、お礼は貰わずに食事と寝床だけ準備してもらった。

今の所、僕のレベルであれば問題なく倒せるモンスターばかりなので助かっている。

時には、山賊に襲われたとの話しが出てきたので、僕とユイは迷わず山賊退治に出かけた。山賊が、町の人達に悪さすることは許せなかった。

僕のレベルも30を超えたので、倒した事をもう秘密にする必要もなくなり、謝礼をきちんと頂くことにした。謝礼の内容は、場所により異なり山賊が保管している財宝の方が余程多い時もあった。山賊に盗まれた等の依頼が有れば、きちんと返却した。それ以外は、旅費として有難く頂いて回った。

山賊って思っていた以上に色々な所で悪さをしていることも分かった。

ユイは山賊に対しても、容赦してなかった。余程嫌いなのだろう。本当に殺してしまわないか怖い時もあった。

ただ、海賊との戦闘が増えるにつれ、ユイが楽しそうに成敗しているのがまた怖かった。


依頼を受けていない山賊と出会った時には、町に連れて行くのが大変な時は、懲らしめて今後悪いことをしないことを約束して、財宝だけを譲ってもらい、後にすることも有った。約束という名の、笑顔の脅しだったと思う。

「悪党に人権はない。」

ユイが山賊の前で笑顔の決め台詞を言うようになっていた。


ユイが4回目の転職を行ってから、10ヶ月が過ぎようとしていた。

山賊退治ではレベル上げに成らなかったが、着実に成長を進めることが出来ている。

町や村で知り合った人達と意気投合して、暫く一緒に宴会を楽しんだり、温泉や観光を楽しんだりして過ごす機会が増えた。

今まではどちらかというと、修行のような生活でレベルを上げていたので、のんびり楽しみながらの旅は新鮮で楽しかった。

ただ、ゲテモノと言われる料理だけは、僕は全くダメだった。ユイは興味本位で喜んで手を出していた。美味しいと言って食べていたが、中には後悔するものも有ったようだ。


僕達は、マークと本格的にレベル上げを行ったダンジョンに到着した。ここはマーク達が居る街から数日の距離にある所だ。

いつも通りユイのフォローをしながら狩りをしていたが、前回来た時とあからさまにモンスターの種類が違っていた。

このダンジョンには、元々ボスのような存在は無く、同じようなモンスターが自然発生してる場所だった。

最初の頃は、ユイ一人でも余裕で撃退することが出来ていたモンスター達が、奥に行くにしたがって強さを増していた。

モンスターの数も増えており、ユイの魔法だけに頼りすぎると魔力切れを起こしそうな勢いだった為、僕が戦闘を行う回数を増やすことにした。

僕とユイは、転職回数が違うため、レベルが異なっているが、能力値の平均はほぼ同程度の強さを持っていた。

僕がレベル43、ユイがレベル64この時点で、転職を行っていない人たちの99レベルを超えている。

それでも、楽勝に勝てるモンスターではなくなっていた。

睡眠や食事をとる際は、辺りにモンスターが居ないことを確認してから防御結界を展開してから休むことにした。

このスキルは、今までの旅では使用したことが無かった。勇者専用のスキルで、モンスター等の侵入を防ぐ効果がある。今までは、モンスターが襲ってきても問題ないレベルだったので使用していなかった。


ユイには、このスキルをもっと使ってくれていれば、夜も安心して休めたのにと文句を言われた。更に使い方を教えろと言われたが、こればっかりは何度挑戦してもユイが発動することは無かった。流石に専用スキルなのだろう。

ただ、ユイは諦めてはいなそうだった。


僕たちはこのスキルを有効活用して、ダンジョン攻略を試みた。このスキルが無かったら、とっくに逃げて帰らなくては行けなかったと思う。

休憩ができる場所の確保がどれだけ必要か分かった。


今までもこのダンジョンでは何日もかけて攻略を行ってきたが、今回は比較にならないくらい時間が掛かっている。持って来た食料が足りるか心配になってきた。ダンジョンの構造は変わっていないと思うので大丈夫だと思うが、最悪の場合には途中で戻る事も決断しなくては行けない。


ダンジョンに入ってから2週間が経過した。そろそろダンジョンの終着点まで着くはずだが、この先からおかしい気配を感じている。ユイと2人なら何とかなりそうだが、流石に帰りの食料が足りなくなりそうな事もあり、一旦戻る事にした。

近くにマーク達がいるのでこのダンジョンの事を報告に行く事にしよう。

ダンジョンの帰り道は、ほぼモンスターは居なかった。この短時間では自然発生するものでは無かった。あの強さのモンスターが、頻繁に発生していたら困りものだと思う。


このダンジョンから出ると僕たちのレベルが異常に上がっていた。

僕は8レベル上がり51、ユイは、17上がり81まで上昇していた。


名前 るい

性別 男

職業 勇者(☆)

レベル 51

基礎能力(職業能力)

 筋力  260(+230)

 体力  260(+230)

 素早さ 260(+230)

 知力  260(+230)

 器用さ 260(+230)

 魔力  260(+230)


名前 ユイ

性別 女

職業 魔法使い(4)

レベル 81

基礎能力(職業能力)

 筋力  255(+56)

 体力  255(+112)

 素早さ 255(+169)

 知力  255(+506)

 器用さ 255(+141)

 魔力  255(+703)


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