表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転職勇者  作者: 猿神
19/28

ユイの初冒険

ユイとの旅が始まった。

僕と一緒に旅を続けていく為、ユイにも転職を繰り返してもらう事にする。

今のユイには、戦闘に使えるスキルは持っていないので、僕が最初に覚えたファイヤを覚えてもらう事にした。

ユイに、魔法を教えると覚えが速かった。僕が数週間かけてまともに使えるようになったファイヤを数日で使えるようになってしまった。

僕が教わった内容だけではなく、ここまで勉強してきた魔力の流れを教えてから格段に扱いが良くなった。

逆に、剣やナイフを使ったスキルは余り覚えられなかった。


やはり、人それぞれで得意不得意があるみたいだ。僕はどのスキルを覚えるにも時間がかかってしまったので、僕には得意なものは無かったのかもしれない。それでも繰り返し実施して、覚えられたからよかったと思う。


ユイに、魔法と最低限のナイフのスキルを覚えてもらったところで、モンスター狩りを始めることにした。

僕は、ユイのレベル上げを率先っして行うようにした。前回同様に弱ったモンスターを主体に倒してもらっている。

暫くこの方法でやっていた時、

「私が、先制攻撃をしたい。」

と、言い出したので、お願いすることにした。


ただ、手あたり次第に攻撃をし始めたので、モンスターからの対象になってしまう事が増え、危ない目に会うことも増えた。

それでも、先制攻撃は私がやるって聞かなかった。

お陰で僕は必死にモンスターから守らなくてはいけない時が増えてしまった。それでも前みたいに強すぎるモンスターじゃ無い為、いくらか落ち着いて対処する事が出来ている。


野営をメインとして、狩りを行っているがユイのレベルも上がってきたので、今後の転職先の相談を始めた。

僕は勇者でずっと続けていた為、職業能力が全部均等に割り振られている。それ以外の職業だと戦士やモンクだと、筋力や体力が多く、魔法使いや僧侶は知力や魔力に多く職業能力が割り振られている。

僕は、バランス型の勇者になったが、それ以外の職業でどの職業能力を特化させるのもいいと思う。

すると、ユイはこの前話した通り、魔導士に成りたいと言っていた。

多分魔法使いに転職するのだと思う。


一応、元々僧侶になった理由を聞いていたので、再確認したらモンスターを倒して人を助ける方が良いらしい。ただ、武器を使うのは苦手らしく、それで魔導士に成りたいそうだ。

旅に出て数ヶ月、遂にユイの最初の転職をする日を迎えた。この転職でユイの基礎能力は大分下がってしまう。今まで倒せていたはずのモンスターも倒せなくなる可能性がある。正に僕がその状態だった。

これからの転職は、僕がマーク達にしてもらったことを、ユイにしてあげようと思う。流石に鍵開けで家に閉じ込める事はしないでおこう。

僕は、一段と心配になりながら、ユイの転職が終わるのを待った。


暫くして、ユイが教会から出てきた。僕は教会の見える所で待っていたので、迎えに行こうとしたら、それよりも早くユイに声を掛けてくる人たちがいた。見るからに優しそうな人達ではない。

直ぐに近づき、ユイとの間に入った。相手もここで騒ぎにはしたくない様で、直ぐに引き下がってくれた。

ユイはかわいい方になると思うが、転職時は一段と気を付けなければいけないと思った。

ただ、この町から出たら、さっきの人達に絡まれる気がする。


町で買い物や宿泊をして、ゆっくりしてから次のレベル上げに向かうことにした。

ユイも、シェリーと一緒でお買い物と食べ歩きがやはり好きみたいだ。

お買い物に大半の時間を費やし、準備をすることが出来た。


町から出て直ぐに、優しくなさそうな人達に襲われると思っていたが、何事もなかった。その日の夜、町から離れ野営をしていたら大人数で押しかけてきた。相手はやっぱり山賊だったみたいだ。

「私こういう人達大嫌い。」

と、ユイがいきなり挑発をしてしまった。僕も連れ去られたことがあるので、好きではない。

相手は、10人だが何とかなるだろう。転職したばかりの、ユイをどうするか考えていたら、

「ファイヤ。」

ユイが攻撃を始めた。僕が転職したときは何も出来なかったが、ユイは前職で魔法を使い慣れていたので普通に攻撃出来ていた。

確かに威力は落ちているが、牽制としては十分になった。


僕はその間、順番に山賊達をおとなしくさせていった。山賊達は何か叫んで逃げようとしていたやつもいたが、きちんと捕まえることが出来た。

前回同様、山賊の持ち物には縄があり、それを拝借し山賊を縛った。何で山賊は縄を持ち歩くのが趣味なんだろう。

このまま、ここに置いていくのも考えたが、発見されなかった時には惨めなことになる。

僕達は、山賊同士を縄で結び町まで列を作って移動することにした。途中で変な動きをする人には、ユイが後ろから魔法をぶつけていた。

山賊達は、僕よりもレベル1のユイを怖がっていたことが面白くてしょうがなかった。

実際ユイの魔法で倒された山賊は居なかったはずだ。


村に着いた僕達は、そのまま役人の所まで山賊を連れていき、襲われたことを説明後引き渡した。

ただ、レベルを聞かれたり手続きしたりとか面倒だったので、名前だけ告げさっさと引き上げ町を出ることにした。

懸賞金がどうのって言ってたが、今のレベルでは説明する方が大変なことになる。

ただ、賞金ってどのくらい貰えるのだろう?前回マーク達との時も貰えなかったから気にはなる。レベルが上がったら確認してみよう。


その後は、順調にユイのレベル上げに励んだ。

ユイは魔法が普通に使えると事が凄い。僕が最初に転職した際には何も出来ず、マーク達に頼り切りだったのに。

予想以上に速いペースで、レベル上げが進み2度目の再転職を実施した。

もしかしたら、習熟のスキルは勇者しか得られないのかもと心配をしていたが、無事にスキルも獲得していた。


名前 ユイ

性別 女

職業 魔法使い(2)

レベル 1

基礎能力(職業能力)

 筋力  2(+6)

 体力  2(+12)

 素早さ 3(+18)

 知力  3(+54)

 器用さ 3(+15)

 魔力  3(+75)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ