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転職勇者  作者: 猿神
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新しい出会い

モンスターを退治して、村に戻ると女の子とお父さんがいる家に向かった。

玄関先にモンスターを置き、中に入ってみると2人が心配そうに見ていた。

何かあったか聞いてみたら、戻ってくるのがあまりに早いから、モンスター退治に失敗してしまったと思ったらしい。


きちんと倒してきた証明にもなるので、玄関先のモンスターを見せてあげた。ただ、持ってきたモンスターは1体だけだったので、おとうさんからは、4体に襲われたと告げられたが、それも倒してきた事を伝えると安心したみたいだった。


けど、戻ってくるのが早過ぎて、何のおもてなしも準備出来ていないと嘆いていた。

そこで、持ってきたモンスターを捌いて、料理をしようと提案した。

このモンスターは、食べた事が無いらしく少し戸惑っていたが、美味しいことを伝えると、納得してくれた。

モンスターのサイズからして、3人で食べるには多過ぎるので村の人達にも分けてあげる事にした。


女の子が、モンスター退治ができた事とそのモンスターを皆んなで食べようと、村長の所に報告に行った。

すると、村長が慌てて家までやって来た。

丁度、家の前でモンスターをお父さんと一緒に捌いていた所だった。

村長は、おとうさんの怪我が治った事も知らなかった様で、更に慌てていた。

そういえば、ここに来る理由も、直した事も伝えてなかった。


村長から本当にモンスターを倒したか聞かれたんので、捌いているいる食材を見せて納得してもらった。

本当に倒せるか疑心暗鬼で、無理だろうと思っていたらしい。

更に、怪我まで直しているとは思ってもいなかったらしく、二重で驚いたようだ。

ギルドに依頼を出すため用意していた賞金も渡したいと言われたが、今回は最初の冒険記念として頂かないことにした。

そしたら、村長の提案でお祝いをしたいと申し出があり、急遽村全体で食事会が開かれることになった。

費用は、賞金を使うこととし、村人の費用もすべて賄われることになった。


その日の夕食は、急遽お祝いが開かれたのだったが、盛り上がっていた。

準備時間が短かったため、料理等の足りない分は各家庭からも持ち寄ってもらった。

モンスターのお肉も予想以上に好評で、直ぐに無くなってしまった。これなら残りのモンスターも焼却失せず何回か往復すればよかったと後悔した。

大人たちは、無料をいいことにお酒を楽しみ、大分酔っ払っていた。

僕は、食べるだけ食べて、後はゆっくりしていた。

今日は泊るところも決めてなかったので、野宿でもしようか考えていたら、元怪我人のお父さんが声を掛けてくれた。


家でもう少し話しもしたいから今日は泊って行って欲しいと言われた。

お言葉に甘えて今日は泊らせてもらう事にした。

お祝いも、呑んだくれの人達しか居なくなってきたので、僕たちも家に戻ることにし、お祝いの席で余っていたおつまみを、頂きながら家でのんびりすることになった。


その場で、お父さんから再度改まってお礼を言われてしまった。

僕としてはもう終わったことなので、良かったのに。

そして、モンスターに襲われたときの事や、いつもは平和な村だった事、それに女の子の話しをされた。


女の子は、ユイと言う名前らしい。15歳になったばかりで職業にまだ就いていないみたいだ。この村には教会が無く職業に就くため町に行く予定を立てていたが、お父さんが怪我をしてしまい行けなくなってしまったみたいだ。

そこで、僕に町まで女の子を連れて行って欲しいと、護衛みたいなことをお願いされた。

怪我は治ったが、暫く動けていなかったので、やらなくてはいけないことがあり、直ぐに連れていくことが出来ないらしい。


まあ、この後町に戻ろうと考えていたので、あっさり引き受けてしまったが、よく考えると職業についてから。この村にまた連れて帰ってあげないといけないよな。

急ぐ予定もないし、そのまま了解した。

お父さんは、ユイがこの村で暮らしていく為の職業であれば何でもいいと思っているらしく、何に就くのかは聞いていないそうだ。


次の日は朝から、移動を開始した。

今から行けば、教会に行って夕方には戻って来れると思う。

道中護衛を兼ねて一緒に町に向かったが、何事も無く無事に着く事が出来た。


早速、ユイは教会に向かい職業に就きに行った。

1人で行きたいと言うので、食事の出来るお店で待ち合わせになった。

少し自分の買い出しをしてから、待ち合わせのお店に行くと、丁度ユイがお店に入ろうとしていた。

早過ぎないか?


お昼ご飯を食べながら、どの職業に就いた聞いてみたが、家に帰ってから教えると言われて秘密にされてしまった。

ゆっくり食事をして、村に戻ろうとしたか、ユイが折角町に来たんだから買い物して帰りたいと言い出したので付き合い事にした。


ここでも、ゆっくり買い物をしたおかげで、村に着いた時なは辺りは暗くなっていた。

お父さんが心配して、待っている始末だった。

遅くなってしまったので、今日も泊めてもらう事となってしまった。


そして、3人で遅めの夕食を始めた所で、ユイが就いた職業をお披露目を始めた。


「私は、るいを見習って困っている人を助けてあげたいと思い、僧侶になりました。」


「ん?」

僕は何も言えなかった。


お父さんも、どうしたものか何も言えずにいる。


「お父さんも元気になった事だし、私はるいに着いて行く。」


「えっ?」

何も聞いてなかった僕は慌ててしまった。


「お父さんいいでしょ。」

ユイがお父さんに確認を取るが、お父さんも訳が分からず、悩んでしまった。

今から再転職させる訳もいかず、どうしたらいいのか。


ユイは、僕にも一緒に行っていいでしょと、お願いをしてきた。

流石に直ぐにいいよとは言えなかった。

僕も1人で旅を始めたばかりだから、この後どうなるか分からない事が多過ぎた。


そこで、お父さんとも相談して、僧侶の基礎スキルの使い方と、戦闘を2週間だけ村の周辺で教える事にした。

その後は、僕は1人で旅に出る事を伝えた。

ただ、半年位したら、またここに戻って約束をした。

その時、本当に旅に出たいか、お父さんとよく話し合って決めて欲しいとお願いした。


お父さんもまずはそれがいいと言ってくれた。

ユイも渋々納得する格好をした。


翌日から、村の近くでモンスターと戦闘を見せたり、ヒールの扱い方を教えた。

直接の戦闘は、難しかったので、僕がマーク達にしてもらったみたいに、弱った時に攻撃して経験値を少しずつ稼いでもらった。


約束の2週間が過ぎた時、レベルは1つ上がり、ヒールが少し使える様になっていた。


これで僕は、1人で旅に出る。

半年戻ってくる事を再度約束させられて、村を後にした。


名前 るい

性別 男

職業 勇者(4)

レベル 80

基礎能力(職業能力)

 筋力  261(+287)

 体力  261(+287)

 素早さ 261(+287)

 知力  261(+287)

 器用さ 261(+287)

 魔力  261 (+287)


名前 ユイ

性別 女

職業 僧侶

レベル 2

基礎能力(職業能力)

 筋力  7(+4)

 体力  8(+10)

 素早さ 11(+24)

 知力  11(+55)

 器用さ 10(+21)

 魔力  13(+68)


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