ひとつの区切り
マークとの最後のレベル上げが始まった。
最初は今までは違い、レベルも上がってスキルも増えた僕は、マークと共に戦うことが出来た。
まだ、戦闘経験では追いつくことが出来ないので、危ない事も有ったがマークが援護してくれた。
僕は習熟のスキルを有効活用する為、特定のスキルを率先して使用して戦闘を行った。
レベル上げは順調に進んでいる。
ただ、予想外の出来事も起きていた。
ダンジョン内のモンスターの強さが多少変化していたのである。
今までは、経験値の高いモンスターを探してダンジョンを複数回っていたが、最近は強いモンスターの出現率が上がっただけでは無く、このダンジョンには出現しないはずのモンスターも出現したのだ。
その為、効率よくレベル上げが出来たが、予想以上のモンスターの出現で2人でも苦戦することもあった。
それでも、今後1人で冒険をすることを考え、マークの助けを借りずに戦闘が出来るよう、出来るだけ見守ってもらうことした。
1人で勝てないときには、逃げることも覚えた。
助けてもらえないときに、自分を守るためにも絶対必要なことだと教わった。
だけど、逃げたばかりではレベルも上げられないので、出来る限り戦うことを心掛けた。
スキルについては、ばらつきがあった。
同じように繰り出しているはずで、確立やスピードも上がっているが、上位スキルを中々覚えられないものも有った。
その場合は、他のスキルを使用して戦闘を行うことにした。
レベル上げも終盤に、幸運か不幸か、小型のドラゴンと戦闘を経験することが出来た。
小型といっても、通常なら大規模なパーティーを編成して、それでも勝利が出来るか分からない相手だった。
ただ、僕たちの能力値は通常の人たちの倍以上の値を確保している。
ドラゴンのブレスなどの特殊攻撃や、物理攻撃を避けながらじっくり戦闘を行い相手を弱らせえることが出来た。
もう少しの所まで来たが、ドラゴンの飛行に追い付かず逃げられてしまった。
経験値を入手できなかったが、戦利品として、鱗や爪は手することが出来たので良かった。
その後、ドラゴンに遭遇することはなかったが、強くなったモンスターを選択しながら戦闘を行い、ついに目標の80レベルまで到達することが出来た。
「80レベル達成、おめでとう。」
マークが声を掛けてくれた。
これで、マークとの冒険も終わりとなってしまった。
シェリーがお見送りしてくれてから約4ヶ月。
最短になるよう頑張ったが、少し寂しい気がする。
「ありがとうございます。まずは、シェリーの元に帰りましょう。」
「そうだな、お祝いしてもらおうか。」
それから、寄り道もせず真っ直ぐにシェリーの居る街に戻った。
街に戻るまでに山賊にも絡まれたが問題なく対処でき、数日で到着することが出来た。
街に戻った時はお昼前だったので、シェリーの職場である宿屋に行くとしっかり働いていた。
「おかえり。怪我してない?無事に終わったの?」
シェリーが顔を見た瞬間慌てて近寄ってきてくれた。
「ただいま。」
「ただいま。無事に僕のレベル上げも終わりました。ありがとうございました。」
3人で話しをしていると、宿のお母さんが気づいてくれ声を掛けてくれた。
久しぶりに帰ってきたから、今日から数日お休みを貰えることになり、みんなで家に帰ることになった。
シェリーがご馳走を準備したいと言ってくれたので、お昼は食材等の買い物がてらつまみ食いだけにした。
シェリーがキッチンに立ちながら、僕達の冒険の事を聞いてきた。
今回モンスターが強くなっていた事や、ドラゴンと戦った事も話した。
シェリーは、ドラゴンと戦ってみたいと嘆いていた。
その後は、シェリーのご飯が出来るのを待って、みんなで食卓を囲みながら話しの続きをした。
シェリーもお母さんに沢山教えて貰った様で、宿屋でも人気者になっているみたいだ。
そして、ご飯が凄く美味しかった。
冒険の時は、マークと僕で作る事がほとんだったから、この美味しさは驚きで感動した。
マークも、久しぶりにシェリーに会えてとても嬉しそうだ。
そして、今後についての話しになった。
マークは、予定通りこの街で仕事を探して暮らす事になった。
マークもシェリーも次の転職は、子供が大きくなってからどうするか決めようって事になった。
そして僕は、1人で冒険に行く事を伝えた。
ここまで育ててもらったから、他の世界も見てみよと思う。
転職するかは、1人で旅しながら考えることも伝えた。
数日、2人と一緒に過ごしてから冒険の旅に出ることにした。
「しばらくここに居たら?」
シェリーが優しく聞いてくるたが、2人とずっと一緒居たため、甘えて旅に出たくなくなるかもしれないから、早めに出発しようと思う。
旅に出るにあたり、マークからの忠告を受けた。
「まず、無理はしない事。1人では出来ない事も沢山あるから気を付けること。」
「時々連絡を入れて欲しい。俺達はずっとここにいるから、」
「そして、近くに来た時や、疲れた時にここに帰って来る事。るいの部屋はそのまま置いとくから」
シェリーも
「気をつけて行っておいで。ちゃんと帰ってくるんだよ。次に会える時は、3人でお迎えしてあげるからね。」
「ありがとうございます。必ず帰って来ます。」
数日後、僕は準備を整え出発するこたにした。
「「行ってらっしゃい。」」
「行ってきます。」
マークとシェリーが手を振ってお見送りしてくれた。
これから、僕の新しい冒険がまた始まる。
名前 るい
性別 男
職業 勇者(4)
レベル 80
基礎能力(職業能力)
筋力 261(+287)
体力 261(+287)
素早さ 261(+287)
知力 261(+287)
器用さ 261(+287)
魔力 261 (+287)
名前 マーク
性別 男
職業 僧侶
レベル 65
基礎能力(職業能力)
筋力 232 (+33)
体力 232 (+77)
素早さ 232 (+177)
知力 232 (+399)
器用さ 232 (+155)
魔力 232 (+488)
名前 シェリー
性別 女
職業 アーチャー
レベル 52
基礎能力(職業能力)
筋力 191 (+128)
体力 191 (+109)
素早さ 191 (+274)
知力 191 (+183)
器用さ 191 (+274)
魔力 191 (+128)




