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カウンセリング

作者: koa

にかいめのとーこー

「僕にもできますかね」

そう僕は言った。

「はい!お客様なら必ずできますよ!」

受付のお姉さんはニコニコと笑いながらそう答えた。

「わ、分かりました。頑張ります。」

「はい!では、おげんきで!!」

受付のお姉さんに見送られ僕は店を出る。足取りは少し重かった。

 カウンセリングに通い始めてはや3か月がたっていた。そんなに長く通っていた気がしないが、時がたつのは早いんだなーとそんなことをぼんやり考えていた。カウンセリングでは色々なことを教わった。どうやってやるのか、どこでやればいいのか、後始末はどうするかなど、本当にいろなことを教わった。そう考えると、今日が最後だったんだと思うと、なんか学校の卒業式みたいで期待と不安と少しの寂しさの入り混じった感情が胸にこみあげてくる。そんなことを考えていて気が付くともう目的地の山まで来てしまっていた。

「ここを登るのかぁ」

 カウンセリングで教えられた場所に向かっているのだが、そこはかなり高い山だった。正直僕は運動とかしないしまず外に出ないのでこういう山登りとかはやめてほしい。しかし、まぁ自分で選択したコースなので一歩また一歩と重たい足を動かした。コースはいくつか選択できたが、僕は費用がかからなくて、簡単なこのコースを選択した。僕はどのコースでもいいかなーと思っていたが、中にはそれにすごいこだわりを持っている人もいるってことをカウンセリングの先生が言っていた。それを聞いても僕は何とも思はなかったんだけど 上り続けて3時間くらいたったころにやっと目的の場所についた。町の眺めが一望できて、遠くには家族でよく遊びに行った海が見える。今まで生きてきてこんな場所を知らなかったのかっと思うと少しこの世界に別れを告げるのが悲しくなった気がした。

「なんでかなぁ」

誰に問いかけるでもなく、ただそう零す。

「何がダメだったのかな」

答えが返ってこないとわかってはいたが、口からあふれ出る言葉は止めることができなかった。

「どうすればよかったのかな」

いつもと変わらないもうどうしようもない問いだった。

 いや今日変わるんだったな、嫌いな僕とはさよならして新しい僕に生まれ変わる。何も変われない僕に別れを告げよう。今日変わる今ここで



自殺スポットでGスポットと読むことにきずいて友達と爆笑してたw

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