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monster kill  作者: ドンキライダーズ
2/2

鶴と亀

「かごめかごめ、籠の中の鳥は、いついつ出やる、夜明けの晩に、鶴と亀が滑った。後ろの正面だあれ。」

↑これを一回ぐらい皆さんは聞いたことあるだろう。 かごめかごめという遊びなのだがこれにはある意味何かしら深い思いを持っている方や、不快なことを思っている方、人それぞれ居ると思います。

まあ実際恐怖心はあるでしょう。この「後ろの正面」っていうのが誰か分からないから怖いんです。

今回はそれを題材とした物語です。


近所の中学校に通う中学2年生の春山愛華さんという方からとある手紙を貰った。手紙にはこう書いてあった

「私が通う道に小さい公園があるのですが、最近よく同じ小学生の子達が遊んでるんです。毎日毎日かごめかごめをやってて、怖いです。M市の公園にあります。一度皆さんで確かめてください」

銀山「なぜ俺らにこれを託したのか。警察にでも頼ればいいのに」

部長の意見は一理ある。M市の噂はよく聞く。ネット上で暴れまくって住所が特定される奴がいるとかよく幼女を狙った黒いおじさんがいるとか、大体は嫌な噂だが、

真姫野「でも私達に託してきたっていうことは大体...はあくできる」

桜木「それほど何かしらヤバイって事か?ってか警察に無理なら俺らにだって無理だろ...」

フール「あら。ですが、私達は化物殺しの部活でなくて?警察に出来なくても私達ならできますわよ」

桜木「無茶苦茶だなあ」

吉川「今回はマジでやばそうだけど、部長どうするよ?」

俺は部長に問う。すると部長は少し考えてから

「よし行こう」 と言った。けど部長はこの後も

「今回はフールと吉川に頼む。俺らは別の事情があってな」

あっこれ絶対逃げようとしてる。そう思った俺は後ろを見渡すとフール以外すんなりと消えていた

マジかあ。もう嫌だなあこの部活。。。

M市はフールの近所だった為 今回はフールの家に泊まることにした。

フールは実際一人暮らしでなかなかの高級マンションに住んでいる。親の金があるためにここまで出来るのだ。夕方5時半、11月なので辺りは真っ暗となりかける。

俺とフールは公園に行った。すると二人の少年少女が居た。

「こんな時間まで何してんだ...?」と俺はつぶやく

するとこっちの声に反応したのか少年少女がこちらを見つめる。 

「くるか...」と思ったら 突然泣き出した。 パパとママがいないと言っている。

俺は困惑しており、フールを見たら一緒に泣いてるではないか。

俺「あれ...?もしかして泣いてます?」

フール「泣いてなどない!ただ勝手に涙が...//」

どうでもいいが、こいつの口調が変わった。今まで頑張ってきたんだろうなあなんて思ってた瞬間

子供達が俺のほうをみて「私の頑張りがお前に分かるかー!!!」とキレてきた。

焦って思わず殴る俺。フールはそれを見て「お前...子供にそこまでする必要があるか?」等と怒りと悲しみの表情で襲い掛かってきた。3対1...

三人「三人に勝てるわけ無いだろ!大人しく死ね!!!」と言われた。ただ俺も3人相手では緩まなかった。俺は最大4人までと戦えるので3人の場合はチョップ、丸投げ、背負い投げで何とか対処出来た。

すると子供の意識は何とか元通りになった。その後フールと俺で家に帰した。

かごめかごめで出てくる子供は...何かしらで必死に頑張っていたのだけど失敗して結果いじめられて自殺しちゃった子の幽霊だったのか。または、かごめかごめで一人真ん中にポツンと立たされる感覚で後ろの正面として呪ってやろうと思ったのか。その後は誰にも分からない




子供を帰した後、俺とフールが一緒に風呂に入るも、なぜかしんみりとした空気。涙を見られたのがそんなに嫌な物なのかとエッチを期待した俺は少し考えるばかりであった。。。


ー続くー

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