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7話 理由とステータス

とりあえず俺達は宿に戻ってきた

部屋は三人部屋を二日でとった

そして宿に入ってから、メアリーさん達の部屋に俺達は集まった

その時メアリーさんはこんなことを聞いてきた


「シュラさん、その...事情を話してもらってもよろしいでしょうか?」


やっぱり疑問に思うよね


「仕方ないですね。話しましょうか」


まずは...ふぅ


「俺達は異世界人だ」

「え?異世界人?」

「そうだ。先日、勇者召喚が行われたことを知っているか?」

「え、えぇそれはもう...というよりその口調は...?」

「こっちが素だ。気にしないでくれ」

「わ、わかりました」

「俺達はその勇者召喚で召喚された。つまり一応は勇者ってことだ」

「「「えっ!?」」」

「んで、俺達は胡散臭い王族を助けるのが嫌だったから、城を出たってわけ。あぁ、変に畏まらなくていいぞ?堅苦しいのは嫌いだからな」

「な、なるほど...わかりました。ですがそれと家を別のところに買うというのでどういう接点があるんですか?」

「簡単な話さ、王族は強い勇者を手放した。そんな事実を知ったら、血眼になって俺たちを呼び戻そうとするだろ?だからこの国で目立つわけにはいかないんだよ」

「すでにSS級になった時点で、手遅れだと思うけどね...」


うるせっ

俺も内心そう思っとるわ!


「それで、近くに街はないか?冒険者ギルドがあるところで」

「そうですね...ここからだとアルハイドの街がいいかと思います。馬車で二日ほどです」


馬車で二日か...


「わかった。翠、明日三人と必要なものを買っておいてくれ」

「修羅くんは?」

「もう一つの特殊スキルを試す」

「特殊スキル?私の必中みたいなもの?」

「そうだ、俺には二つあるんだ」

「二つもあるの?」

「あぁ、一つは翠のステータスにも影響してる成長速度10倍だ。これは仲間にも成長速度2倍の特殊スキルをつけるらしい」

「そうだったんだ...」

「そしてもう一つは進化というものだ。詳細はわからんが、一日は意識を失うらしい」

「それは...大丈夫なの?」

「大丈夫...とは言いきれないが、心配するな。死ぬわけじゃないから」

「......わかった、無茶はしないでね?」

「おう」


...そうだ


「今のうちにメアリーさん達のステータスを見てもいいか?」

「さんはやめてください、メアリーでいいですよ?そちらの口調だと、言いづらそうですしね」

「...わかった。じゃあメアリーも敬語なしでお願いしたい」

「わかったわシュラ、それで...ステータスね?いいわよ」


そういってメアリーは快く見せてくれた


「私もお願いします!」

「お兄ちゃん、私も見てなの!」


二人もそういって見せてくれた



メアリー・ブロッサム ヒューマン Lv7

職業:治癒師


STR 225

VIT 160

INT 650

MND 630

AGL 240

DEX 900

LUK 20


スキル 回復魔法Lv1 水魔法Lv5

特殊スキル 水操作

称号 二児の母 シングルマザー 裏切られた者 荒ぶる母性本能の持ち主


ミュゼ・ブロッサム ヒューマン Lv1

職業:魔法使い


STR 25

VIT 30

INT 100

MND 90

AGL 65

DEX 25

LUK 30


スキル 支援魔法Lv1 精霊魔法Lv1

特殊スキル 創造

称号 精霊に愛された者 恋する乙女


ミラ・ブロッサム ヒューマン Lv1

職業:魔法戦士


STR 30

VIT 30

INT 35

MND 35

AGL 30

DEX 30

LUK 30


スキル 剣術Lv1 双剣術Lv1 火魔法Lv1 付与魔法Lv1

特殊スキル 鬼神化

称号 器用貧乏 恋する乙女



まぁ見た感じ

メアリーは貴重な回復タイプ

ミュゼは完璧な後衛タイプ

ミラは遠近両用タイプ

みたいだな

ステータスは普通の人と比べて高いくらいかな?


「じゃあ最後に、俺たち二人のステータスも見せるか」

「うん!」

「見せてもらってもいいの?」

「これから共に旅をする人に隠し事はしないさ」

「あら、そうなの。じゃあお言葉に甘えるわ」

「ありがとうございます!」

「お兄ちゃん、よろしくなの!」

「あぁ、ミュゼ。敬語使わなくていいんだぞ?」

「い、いえ!勇者様にそんなことは...」

「勇者様じゃなければいいんだな?」

「え?」

「俺の称号を見ればわかる」


そういって、俺はステータスを三人に見せた

翠も同じく見せていた



九十九修羅 ヒューマン LvMAX(5)

職業:なし


STR 800000

VIT 800000

INT 800000

MND 800000

AGL 800000

DEX 800000

LUK 200


スキル 真偽LvMAX 鑑定Lv3 刀術LvMAX

特殊スキル 成長速度10倍 進化

称号 巻き込まれし者 万能人 ロリコン

【進化可能】


柊翠 ヒューマン Lv7 職業:狩人


STR 4480

VIT 3200

INT 魔力って無くならないものですよね?

MND 12800

AGL 32000

DEX 25600

LUK 20


スキル 弓術Lv5 隠蔽Lv1 全属性魔法LvMAX

特殊スキル 成長速度2倍

称号 勇者 愛を知る者 恋する乙女



そのステータスを見て、三人は驚いていた

そして、俺も自分のステータスを見て驚いた

ロリコンがある...だと!?

.........気にしないでおこう

ってか翠のINTの表示も変わってるし...


「ステータスってこんなに上がるものなの...?」

「お兄ちゃん達、すごーいの!」

「うそ...シュラさんって勇者様じゃないの?」

「正確にはな、俺は巻き込まれた存在だ。だからそんなにかしこまらなくてもいいんだよ」

「そ、そう言われましても...」

「場合にもよるが、これから共に旅をする人に敬語はいらないと思うがな」

「わ、わかり...わかった。これからはシュラ兄って呼ぶね。迷惑かけるかもしれないけど、これからよろしくね」

「あぁ、よろしく頼む」


二重の意味で...な

まぁいいや、そんなことはさておき、早速


「仲間になった印として、俺からプレゼントだ」


多分条件は対象を仲間と認識することだと思う

なら...


「もう一度ステータスを見てもらってもいいか?」

「「「え?」」」

「俺からのプレゼントは、ステータスを見ればわかる」

「わ、わかったわ」


そうメアリーがいって、三人はもう一度ステータスを見た

すると特殊スキルの欄に成長速度2倍のスキルがあることが確認された


「あ、あの...シュラ兄?これって...」

「翠のステータスにもあるものだ。Lvが上がるごとにステータスが2倍されるスキルだが、ミュゼとミラは最初のうちはあまり上がらないから、厳しいだろう...でも、ないよりはマシだ」

「シュラ......ありがとう」

「ありがと、シュラ兄!」

「お兄ちゃん、ありがとうなの!」


感謝されてなによりだ


「じゃあ今日はもう遅いし、寝るか」

「わかったわ、シュラ、ミドリ、今日は本当にありがとう。あなた達のお陰で、人生が変わったわ」

「そんな大層なことをした覚えはない」

「ふふっ、そうね...じゃあ、おやすみなさい」

「シュラ兄、ミドリ姉、おやすみ」

「お兄ちゃん、お姉ちゃん、おやすみなの!」

「あぁ、おやすみ」

「おやすみなさい!」


そして、俺達は自分達の部屋に戻った


















「...ねぇねぇ修羅くん」

「...なんだ?」

「修羅くんってロリコンなの?」

「!?!?!?!?!?」

「大丈夫だよ、私もミュゼちゃんやミラちゃんにお姉ちゃんって呼ばれた時ミラちゃんのことなでまわしちゃいたくなったから...」

「...翠」

「何?」

「......かわいいは正義だよな」

「......そうだね」


この時二人は悟りを開いたような目をしていた


ちなみにこの後、翠のステータスにロリコンが追加されていたのは言うまでもない

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