お嬢様和日本
誤字にあらず
ぬわあん疲れたなもう。
「いや、いきなりどうしたのだたろー」
「色々疲れたんよー。癒しをー、具体的には耳かきを要求するー」
「儂の家へ来てごろごろし始めたと思えばそれか、全くあきれたやつじゃのう」
「おっほう婆言葉がぷりちーですだよおぜうさまー、こんなにちっこいのにねー」
「ちっこい言うな!もう中学生なのじゃ、背だって一センチ伸びたのじゃぞ?育ち盛りなのじゃ」
「そんなことより耳かき頼むわー」
「ううっ、仕方ないのう。ほれ、膝に頭を乗せいばかもの」
ひゃっはー、さすがお嬢、話がわかるぜ。
お嬢、みやびちゃんは小さい。ふとももとかもほそい、しかし女の子特有のぷにぷに感は健在だ。
それ以上に着ている服の肌触りが良い、着物だぜ?高い物は見た目だけではなく肌触りもいいのだ。
そして花の香りがする。多分花。めっちゃフローラル&スウィーティー。
でも体温が遠いのはふれあいという点でバッドだぜ。次は浴衣にでもなってもらおう。
「相変わらずたろーの耳は汚いのう。耳垢でいっぱいじゃ」
「そうだろう?」
「なんで得意げなのじゃ、誉めておらぬのじゃ……」
ぞりぞりこりこり、ずずずずず。
呆れながらも耳かきさばきは丁寧だ。汚れたところを掻き、まとめて外へ運ぶ。
汚れがいっぺんに耳の中から出ていく爽快感が非常によろしい。
ちょこちょこと動きまわり耳垢をまとめ、一気に出す。
こりこりこりこり、ぴっ、ずず~っ。
粗方取り終えたあと、頑固にこびりついていた部分を集中的に掻いてくれる。ゆっくり汚れが取れていく感触もまた素晴らしいものである。
しかし雅嬢の真骨頂は耳垢を取り終えた後にある。
耳かきを横に置き、整えられた爪の、折れてしまいそうなほどほっそりとした、そのたおやかな小指を―――
ずぼり。
ぞ、ぞぞ、ぎゅ、ずぞ、ぎゅぎゅっ。
耳の中へ入れるのである。俺の大きい耳穴と、雅嬢のちいちゃな手による合わせ技だ。結構奥まで入るのだ、これが。
耳かきよりも柔らかく、そして遥かに複雑な動きのできる指先が耳の中で踊り、耳壁全体を揉むようにほぐす。
「ぬふふ、ほれほれ、どうじゃ?きもちよいか?」
「おああ~っ、た、たまらんですばい、あ、そこ、おお、そこそこ」
指で耳をほじくったことのあるやつはわかるんじゃないだろうか。もっと奥の方まで突っ込んでみたい!という気持ちを。竹より柔らかく、綿より温かく、金属よりなじむ、そう、なじむ、馴染むぞ。耳の中をいじるのに一番馴染むのは、この人肌だあー!
ひととおりマッサージしてもらい反対側へ。耳の穴が心なし柔らかくなった気がする。
目に写るのは帯だ、あまり面白味はない。
わくわくしていたのが伝わったのか、反対側は少し早く指を入れてくれた。
「む?少し残ってしまっていたかのう…。動かんでくれよ…」
ぱ、ぱり、ご、ごご、ぴ、かざっ。
耳を傷つけぬよう丸く、短く、綺麗に整えられた爪先が僅かに残っていた頑固な耳垢を掻き剥がしていく。
爪が短くなっているため少しずつ、ゆっくり剥がれていく感覚と、指で耳を塞いでいることで反響する音がイイ…!
「ほっと!おお、なかなかおおきいのがとれたの」
「おああ、あ、ありがとう雅。な、なあ、もうちょい掻いてくれないか…?」
「んむ?ふふ…、もちろんじゃ、儂がおぬしさまのおねがいを断ることなどありえぬよ……」
そういってまたやさしくかりかりしてくれるみやびたんまじてんしぬおわあああ………
「ど、どうじゃ…?きもちよかったかの…?」
「ああ…、最高だったぜ…。もう雅の小指なしでは生きていけないな…」
「え、えへへ、い、いいすぎじゃよお…。えへへ」
「こんなに気持ちよくしてもらったんだ、これはお願いを聞いてやらなくちゃな」
「ほ、ほんとかの…?じゃ、じゃあ、い、いっしょに、あそぼ…?」
「あったりまえよお、さ、まず何をしようか」
「あ、あのね!まずはね…………」
そのあと雅嬢とかるたや将棋で遊んで、勝てなかったから雅嬢を膝の上に乗せてTVゲームでリベンジしてやったぜ!
あうあういいながら体を揺らしながらゲームする雅嬢も涙目になりながらもういっかいもういっかいとせがむ雅嬢も、手加減して勝たせてやったときの満面ドヤ笑顔の雅嬢も可愛かったぜ!
途中で雅嬢が誘ったばあやさんが相変わらずもの凄く強くてワロタw何者なんだあの婆さん……。
姫宝院 雅
身長 134cm
体重 29kg
胸 つるぺた
腰 じつはすらり
尻 ぷりちー
ふともも 弾力C 柔らかさB 細身
やんごとなきお嬢様(和風)どこもかしこも小さい座敷わらしちっく。素は子供。金持ち。テンプレでなかなか親と会えない。あまえんぼ。
ウルトラグレートスペシャルデンジャラス女中ばあや持ち。
あくまでフィクションです。
耳の奥まで指を突っ込んではいけません。




