幼馴染みは基本
基本皆美少女で主人公が好きだと思ってくれ。ファンタジーだね。
俺には悩みがひとつある。
耳垢が異常にたまりやすいのだ。
「というわけで幼馴染みA子よ、耳かきを頼む」
「A子じゃなくて瑛子だよ!?タロちゃんのばか 」
そうは言いつつも正座して耳かきの用意をしてくれる瑛子はいいこじゃのう。
「それではよろしくお願いしまーす」
「もー、タロちゃんは、もー」
瑛子のひざは柔らかいのう。しかしほどよい弾力もある。スカートのサラサラ感もポイントが高いぞ、薄手だから頭を乗せた瞬間のひんやり、そこからの体温じんわりも非常に良い。ベネ。
「ううー、結構あるねー」
「おう、早く掻いてくれ」
すっと入って、ぽり、ぽり、すー。
耳の壁から耳垢を掻き取り、すうっとひいては穴の外へ。
優しく耳の壁を掻く耳かきにかゆみが引いていく。
少し固くなったところを
こり、こり、くっ、こり、くっ、くっ。
ぺりぺりと耳垢の剥がれていく感覚が堪らぬ。
長年の付き合いによる経験値は流石だ、ツボを押さえている。そして失敗することがないだろうという安心感も良い、リラックスしてこの快感を甘受できようというものである。
ある程度入り口まわりを掘り出し、奥からまた耳垢を掻き出す。
ぽり、こり、すうーっ。
掻き出す距離は自然長くなり、無論耳を刺激する時間も伸びる。
「おお、そこだ、いいぞ。流石は瑛子、耳かきの天才だ」
「えへへ、ちょっと照れるな」
それでもぶれない手さばきに惚れ惚れしちゃうね。
粗方掻き出し、ぬるく全体をもう一度掻いて――これがまたニクい、何故って気持ちが良いのだ。――から、
すぞっ、ぼそぞぞぞーっ。
耳かきの後ろのふわふわ、凡天で細かいカスを落とすのだ。掻くというよりくすぐるといった感覚だが、これが粟立つほど気持ちがよい、耳かきを細かくひねり回転を加えているところもグッドだ。
「ふうーっ」
「おほおっ」
「あははっ、タロちゃんへんなこえーっ」
ううっだってくすぐったいんだもん!
アタシ悪くないわ!
もっと強く吹いてくれればそこまでくすぐったくないのだろうが、こやつギリギリくすぐったく、かつ気持ちいい強さに息を吹きかけてきやがる。しかも無意識のようだ、魔性の女め!
「はい反対、ころーん」
「うい」
んんー、お腹側に顔を向けるとですねえ、ミルクのような甘い匂いがするのですよ。
残念ながらミルクを出す器官はそれほど大きくないのですが。所詮A子のAはAカップのAだ。
反対側もこりこり、ぺりぺり、すーっ、すーっ。
ううーん熟練のワザ。もう教えることはなにもない、免許皆伝じゃ。
ディ、モールト・ベネ。
「寝ちゃだめだよお?タロちゃんの頭重いんだもん」
「それでも落としたりしないで乗っけていてくれると信じています」
「それで痺れちゃった足をつっつくんだもん。ひどいよ」
まあそれはリアクションが小動物じみて可愛い自分を呪うといい。
「そろそろいいかな、ってタロちゃん?もー、ねちゃだめだってばあ!おーきーてー」
ぐへへ、おきておるわ。あと三十分ほど膝を堪能させて貰おうか。褒美に痺れた足をマッサージしてやろう、存分に悶えるといい。
「もーっ、こうなったら考えがあるんだかんね!」
ふほほ、吠えておるわ。非力なお前では叩いても揺すっても痛くも痒くもないぞ。そして優しいお前は俺を突き落とすこともできず、痺れた足をつつかれて身悶える姿を俺に晒すのだ。
「すうっ、ふうーーーーーーーっ」
「おっひゃあぁ!」
こ、ここでロングブレスとは!?ちんちくりんの貧乳のくせになかなかの肺活量を活かしてきたか!くそう、吹奏楽部は伊達ではないということか。
「にゃははっ、タロちゃんおきたー。ほら、ちょっとどいてよう。せめて、足、崩させて?膝枕ならするからさ」
そんなことを言われても、あんなへんな声を二回も出させられた怒りは消えん。ここは瑛子にも変な声をあげてもらわにゃあ気がすまんのや。
がし
「ふえ?なんで腰をつかむの?」
すうーっ
「なんで息を吸うの!?」
ぶうーーーーーーーーーっ!
「んにゃあーーーーっ!お、おへそぉーーーっ!?」
くくく、俺も肺活量にゃ自信があるぜ。へそに息を吹き込まれて身悶えろ。
「にゃ、にゃああ!だ、りゃめえ~~っ!」
おいおい、そんなふうに身を丸めたらちっぱいが顔に当たってるぜ?可愛いやつめ、あと三回深呼吸したら離してやろう。
「いやぁーん!タロちゃんのばかぁーっ!ふにゃっ、ひにゃぁああーん!」
そのあと瑛子は拗ねちまったが、アイス買ってやったら機嫌を直した。
ちょろいぜ。
井上 瑛子
身長 144cm
体重 38kg
胸 ちっぱい
腰 寸胴
尻 ふよふよ
ふともも 弾力B 柔らかさB
特徴なき幼馴染みA美少女ではあるが目立たないというそれなんてエロゲ。
家事全般が得意。
浦山太郎は特殊な耳の持ち主です。
耳の掻きすぎには注意。