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H:hoop
――わわわわ~
雨の中で大変だろうからって声を掛けても、せっかく反省して謝っても無視するし!
あんな男、もうほっとけばいいんだ。トーヘンボク。
そもそも、なんで今までずっと助けた側の私が雨の日までわざわざ面倒見てたのかしらね。ふーんだ。今頃きっと身動き取れなくなって後悔しているに決まっているんだから。アンポンタン。
泣いて謝って来たなら、一緒に帰ってあげてもいいけどね!
「おーい、アキ!」
ほら、そうよ、私がいなくちゃ雨の日は何も出来ないんだから、泣いて縋りなさい! ひれ伏しなさい!
「透けてるぞーーーっ!」
………っ! ………っ、っ!
「バカバカバカ! もう、二度と謝らないから!」
もう、本当に馬鹿! 泣いてなんかいない。視界が滲むのはみんな、雨のせい。全部あの馬鹿のせい!
ずっと、指に嵌めてるのに、気付いてすらくれないなんて。もう、ダイヤは付いてないけど、それは私の自業自得だけど、ずっと指に嵌めてるのに。私のことなんてもう見てくれない。
ぐれてやる。
2007.10.15
※字下げと空行の追加を行ったメモ。2026.1.11




