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R:red
――赤は、止まれ?
考えたこともなかった。
ずっと一緒だった男の子が誰を好きなのか、なんて。好きな人、やっぱりいたんだ。ダイヤの時は結局、私が砕いちゃってうやむやだったけど。誰か別の人にあげる予定、あったのかなぁ?
好きな人、なんて。
ドキリとする。私の好きな人って、誰だろう。そりゃあ、ハル君のことは気が置けない幼馴染みで、むしろ私のファーストキスを溺れながらも奪った人で、もう切っても切れない腐れ縁で、いつでも一緒にいたくて、一番話すのが楽しくて、ケンカもできるし、笑うと結構かわいい時があるし、昔から頑固で、そこがたまにカッコよく見えたりもするけど。
でもでも、スキな人なのか、わからない。
だから、ズルイ。結局、答えを教えてくれないなんて。気になる。決闘よりも、気になるよ。
「あと一つだろ? 決着がついたら、教えるよ」
どこか赤らんだ顔で、そんなことを言う。ずるい!
2007.10.15
※字下げと空行の追加を行ったメモ。2026.1.11




