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まだ見ぬ新キャラへ思いを馳せたりなんかしちゃったり。


 

 

「それで独特な間延びした喋り方になっちゃうんだー知らんかった」

 

 私のベッドでリアちゃんとヴィッキーが話を聞いてくれる。

 

「そうなんだぁ、()があるから上手く喋れないのぉ」

 

「でもあんた、武術の授業ではいつも素早く動いてんじゃない」


 ヴィッキーが疑問を投げかける。

 

「体を動かすのは原始的な事だからぁ、素早くうごけるんだよぉ」

 

「なるへそ。でも魔族なら魔法得意じゃないの?」

 

 リアちゃんの疑問は最もだ。

 

「それがねぇ、魔族の魔法はほとんど本能的に使うからぁ、人間みたいに系統だてて使わないのねぇ、だから細かい魔力の調整が必要な授業が苦手なのぉ」

 

「じゃあたくさん食べるのは?」


「なんでか分からないけどぉ、人の姿でいると猛烈にお腹が空くのぉ。お腹空きすぎると魔族の姿に戻っちゃうかもぉ」


「案外、面倒なのね」

 

「そうだねぇ」


 私は二人をぎゅって抱きしめた。

 

「大好きだよぉ、二人ともぉ!」

 

「当たり前のこといってんじゃねー! 私も大好きだコレットー!」

 

「そうよ。当然のこと言わないの。私達はずっと友達なんだからね」

 

 二人が抱きしめ返してくれた。

 

 あぁ、なんて温かいんだろう。体も心もポカポカだ〜。

 

 +++

 

「という訳なんだけど、ヴァルくん本当に良い人なの? アル様」

 

 今日も談話室からこんにちはだ。

 

「あぁ、やつの家系は代々辺境の地を守ってくれている。そのお陰で他国からの侵入を防げてるからな」

 

「マジで!? でも性癖が特殊……いや、何でもない」

 

「あ? それよりまた新しいキャラに出会えてどうだったんだよ」

 

「ん? 新しいキャラって……えぇ! ヴァルくんゲームの主要キャラだったの!?」

 

 アル様は溜息をこぼした。

 

「お前、プレイしてない俺の方がキャラに詳しいとかおかしいだろ。なんで覚えてねーんだよ」

 

「いやいや、ストーリーはスキップしてたって言ったじゃん! ん?」

 

「今度はなんだ」

 

「思い出したーー!! ヴァルターってラスボスとの戦いの時にタンク役でメインで使ってたわ!」

 

「タンク役ってなんだ。つかそんなに使ってて、忘れるお前の脳みそはどうなってんだ」

 

「私の脳みそについては言い訳のしようがないっす! でタンク役ってのは簡単に言うとパーティーの盾役。敵の注意を引いて攻撃を受けたりするの。あー、道理で武術の授業の時に強かったはずだわー」

 

「俺とお前はパーティーに組み込まれてねーのかよ」

 

「私はヒーラー……あー傷を癒やしたり屍人対策のキャラね。アル様は尖兵役。敵に突進する役で割とすぐやられてたなー」

 

「おい……」

 

 私は指を追って数を数える。

 

「あとはトリッキーで相手を撹乱してくれるキャラをアクイラ寮から一人っしょー、あとは魔法に特化してるやつをセルペンス寮から一人。そんで素早さがダントツだったキャラをオルカ寮から一人。上限が五人だったから、これがラスボス戦の鉄板だったんだよね」

 

「ゲームのストーリはマジで何も覚えてねーんだなお前は」

 

「申し訳ござらん! てへぺろ☆」

 

「ストーリーに絡むキャラを俺に教えたのはお前だぞ」

 

「だよねー! 私他のキャラの名前なんて言ってた?」

 

「今お前が会ってないキャラは残り二人だな。ザフィール・アル=サファーと本物のバレンテイナだけだ」

 

「そのザフィー何とかさんは、どんな人なの?」

 

「バレンテイナがお前と俺をざまぁした後にくっつく隣国の王太子だ」

 

 私は胸に手を置いた。

 

「なんだろう、それを聞くといまだに胸がドキドキするのは……もしかして、これが恋!?」

 

 はぁ、とアル様がまた溜息をつく。

 

「そのザフィー何とかさんは何寮なの?」

 

「ザフィールだ。んでアクイラ寮だ」

 

 ん? アクイラ寮……ってあーー!!

 

「そのキャラだよ! トリッキーで敵を撹乱するのが上手いキャラって! 間違いない!」

 

「セルペンス寮からは?」

 

「モチのロンことバレンテイナ様でごさいやす」

 

「オルカ寮からは?」


「それがね〜誰だったけなー……ん? んん?! ハッ! そうだ! ニールスくんだ! 何で忘れてたんだろう!!」


アル様が溜息をついてる。そんな呆れないで!


「ところで、ザフィールさんは、どんな人なの?」

 

 アル様の眉間に深いシワが刻み込まれる。

 

「掴みどころがなく、生粋のギャンブラーだな」

 

「なにそれおもろい。会ってみたい!」

 

「会ってどうすんだ? ゲームキャラですよ、とでも言う気か?」

 

「アル様の意地悪〜! もうざまぁの恐怖もなくなったし、コレットの問題も解決したし、ぶっちゃけやることないし、読者も飽きてくる頃なんだよ!」

 

「お前は何を言っている」

 

「しっかしティナ様マジでどこにいるんだろう。もしかして私達と同じ転生者だったりしたら笑うよねー!」

 

 その時の私は軽い気持ちでその言葉を口にしていたが、まさか後々あんな事になるとは、この時は思いもしなかった……。

 

 とかなんとか書けば、読んでくれてる人が食いついてくれそうじゃん? え? うるさい?

 めんごめんご!

 

 

 

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