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第三者  作者: 楓葉
2/2

特別編:コードネーム ミオン

 やりたいことがない。なら言われた通りにする。だから軍の居心地はよかった。

 でも、このままじゃダメだ。それはわかっている…わかっているけど…

「隊長、そろそろターゲットポイントにつきます。報告を頼みます」

 「はっ…すまない、了解した」

 隊員の顔が少し心配そうになった。

 「隊長…最近ボーとすることが多くなっています。何か…心配事でもあるのですか?」

 僕も気づいた。最近の僕はすごく変だ。多分だけど、僕は…今の僕が嫌なのかもしれない。

 「心配かけたな、僕はいつも通りだよ」

 「無理しないでくださいね…」

  無理なんて…してる、かな?

 「隊長、頼りにしてます」

 「頼られちゃ負けたらんないね」

 今は、今はとにかく、自分の部隊をしっかり律して、任務を完了させ、安全に帰還する。それが今の僕の全て。少なくとも今は。

 22:58

 「こちらブレイク部隊、ミオン、目標地点に到着、いつでも動ける」

 『こちらHQ、了知した。今回の目標を再確認、勢力の大きい集落による他陣地への侵略用の拠点の制圧おyびせいぃ…(ノイズ)」

 「えっ…」

 「ふう、みな落ち着け、通信障害だ。今はもうターゲットの認知可能な範囲内。弾倉の再確認、警戒レベルもマックスだ」

 「「(一同)ラジャー」」

 23:06:08

 予定時間よりも早い、本来なら本部に確認しなきゃだが、今は通信不能。となれば全ては僕の判断に委ねられる。何も初めての事ことじゃない。でも…今回はなぜか、みんなのことがいつもよりなぜか…

 (スパッ)光の反射?っは!

 (ドスッ)ふっなるほど

 「ぐあ」「なっ!」(シュ…パッ!)

 「トラップの警戒!陣形は崩すな!黄の方面のカバーを赤と緑が!他のやつは目を少し回せ!っ?」

 (ドドドッ!)

 声での位置判断、只者じゃない。

 「コンタクト!!」

 (ドドッ!)

 23:07:03

 おおよそ1分、通信手段がない今では敵が短時間で集まるとは考えずらい。

 ステージは廃墟、部屋が細かく分かれている。近~中距離メインだ。CQCフォームっと。

 さっきの攻撃から逆算すると壁2枚の向こう。

 (カチャッ…シュッ)

 「すー…」

 23:07:07(ピー)

 (ポンッ!)

 足音からして一人か二人、ダウンフォームで行こう。

 「ぬっ」「う」

 はい二人目視、右をターゲティング。

 (パン!)

 勢いに任せてコロリ、そして左の重心を崩す。

 (ドッ…)「ぬお!」

 (パン!)KC。

 右確認。

 (パン!)KCっと。(ピー)

 「ふう…6時方向のカバー!リロード」

 「ラジャー」


 00:12

 まあまあといったところかな。

 23:07:24

 

 23:34:45

 「こちらブレイク部隊、ミオン、ターゲット拠点の制圧完了。」

 「こちらHQ、了解した。報告を」

 「負傷状況は軽症一名のみ。敵状況は23名KC、3名戦闘不能、捕虜は必要ですか?」

 「捕虜の確保を確認、基地への連行を命ずる」

 「ラジャー、ミオン アウト」

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