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1人の少女
書き始めました。
読んでいただけると幸いです。
1人の、小柄な少女が動き出す。
少女が指を振れば波が押し寄せ、指を鳴らせば火が燃え盛る。
光の住民は少女を「大罪人」と呼び、闇の住人は少女を「怠惰神」と呼ぶ。
少女は力を望み、影に潜む。
いつの日か、少女は言った。
”正々堂々は性に合わない。私は、影を統べるものだから。”
少女は、影を守る。
誰を敵に回そうとも。
少女として、神として。
少女は存在する。
自分の仲間を守るために。
”神の使徒”として。
....自分の怠惰のために。