名門で品の無い言葉使うのやめましょうよ。本当に...切実に...
更新の間が空きすぎる悲劇ですね←
はいぃぃ俺氏です。えぇ。
入学そうそうテストとかどんだけぇ〜っ。
県立忙しすぎな。
べっ、別に私立春休み中にテスト終わったしぃー。
みんながバスとか電車で
「勉強した?」
「全然!ノー勉だよ!」
なんて話してるの羨ましくねぇし!
私立民だけ除け者とかおもってねぇし!
「大丈夫っすよ若頭。今日化学基礎の小テストっすから」
「うるせぇ。黙っとけ」
「うっす」
小テストとかっ!!
くぅぅぅっ!小者っ!!
クソぉぉ!!
俺もバスとか電車で
『今日テスト勉強した?』
『したした!目の下隈くっきり!あははっ!忙し過ぎて風呂もトイレも行ってねぇ!漏れそうだわ!』
なんて会話したかったよ本当!!
なんだよ県立の奴ら!!
羨ましすぎだぞちくしょーっ!!
「若頭。勉強したっすか?」
「してねぇわ!!0点取る気まんまんだわ馬鹿野郎!!」
へっ、良いし別に。
友達いねぇからどっちにしろできねぇし。
けっ。仲良しごっこやってろ馬鹿共!クッソ羨ましいぜっ!!
とは言ったものの...
正直小者の小テストでさえ徹夜で勉強したわクソ野郎!
どうせ俺ガリ勉なんでぇぇ!
そういう青春じみたの望んでないんで。
いいっすほんと...
しかし、脳内妄想繰り広げ過ぎな。
バス降りてから学校ついてHR終わって一時間目始まるまでずっと文句言い続けてただけやないかい!
「ちょっと!野咲くん!!テスト中よっ!!私語はつつしみなさい!!」
うるせぇクソババァ!!オレは今虫の居所が悪いんだよチクショォーッ!!
けっ。仕方ねぇからテストに集中してやるよ。
ありがたく思いやがれっ!!
「先生!野咲くん今先生の事ウ○コ垂れクソババァって言いました!!」
おいぃぃぃ!!根川!!
説明しよう...
根川とは俺の前の席のめちゃめちゃクソな性格したやつだ。
ぶっちゃけ後ろのゴリラの方がまだましだ。
ちなみにやっと出たこの俺様の名字。
野咲と申します。
名前はひ・み・つ♡
「野咲くん!廊下に立ってなさい!」
「はーい。テスト終わって暇だったので立ってまーす」
ふっ。甘いな。
根川...貴様はただ俺を笑いものにしたいだけだろうが、そうはいかない。
テストもとっくにとき終わってあとは時を待つだけ。
かっこよく教室でてやろう...
「はい!先生!俺、野咲くんが騒がないよう見張ってます!さぁ、行こうか野咲くん!」
カオス...
デジャヴ...
誰得?
おっと。俺の中で響きが好き過ぎてどんな時でも使ってしまう幻の三語が出てしまったぜ。
いけねぇ、いけねぇ。
ここは平常心。平常心だ。
「根川。落ち着け。その手を沈めろ」
そうだ。俺の肩にポンと置いた手をゆっくり下ろすんだ。
「野咲くん。俺はクラスの委員長として君のよろしくない行いを正さなければいけないんだ。さぁ、いこうじゃないか!」
はっ、まっ?
委員長?
クラスの?
はっ?
クラスの委員長って全員が希望したから決まってないんじゃなかったか?
腐ってもここって名門私立だからな。
当然内申あげたい奴らばっかなんだわ。
もちろん俺もあげたけど。
「根川くん。お願いね」
「はい!任せてください先生!」
根川てめぇ...
俺をそんなに悪者にしたいかチクショーっ!
「またやってるよ根川の奴」
「本当。そんなに内申稼ぎたいのなら上のクラス行けよ」
「バーカ。何言ってんの。この高校の看板と言えば上のクラスの奴らだろうよ」
「そうそう。上がれるわけないでしょ?こんな普通クラスから」
まーたくだんねぇ話して。
ほんと、どうでもいい話好きねー坊ちゃん嬢ちゃんは。
妬み嫉み大好きかよって。
「では、テストを回収します。根川くんと野咲くんの用紙も後から伏せて回収してください」
テスト終わっちまったし。
中に呼んでもらえねぇって事は休み時間までコレか...。
しかも休み時間は説教されるなこれは...
「ねぇ、野咲くん」
なんだい根川くんコノヤロウ。
今すぐにでも君の頭握りつぶしてあげようか?
「若頭。声に出てるっス」
「なんでお前がいるんだよコノヤロウ!」
どこの売れない漫才師だよ!(あれ、これどこかで...)
「いやー。センコーにウ◯コ行ってきますって言ったら抜けられたっス」
「はよ行ってこい馬鹿」
ほら!根川くん引いちゃってるじゃない!
名門私立の、学費も引くほど高いこの高校でウ◯コとか口に出すロン毛ヤンキーいねぇよ!
みんなお上品な、嬢ちゃん坊ちゃんなんだから!
てか、パンチはストレートになったし、金髪も脱色して黒になったんだからその制服どうにかしろや!
「いや、それは冗談で、センコーに立ってろって怒鳴られたんで来ただけッス」
おぃぃっ!
なんで立たされたお前は!?
何をやった!?
「高橋くんは...一体何を...」
ほら、根川くんもう顔面凄いことなっちゃってるから!
やめとけって!
「いや、だって。みんな坊ちゃんに酷え事ばっか言いやがるんで、一旦占めたろうと思って」
「あらやだあんた。名門私立でそゆことしちゃうのね」
一言いいか?
笑えねぇよ...
「へ?」
ほら、根川くん見てみろや。
顔面蒼白やぞ。
かき氷のブルーハワイ汁だく牛丼感覚で頼んで甘っ!って叫んでる奴みたくなってんぞ。
「若頭。意味わかんねぇっす」
「ほんとそれ。草はえる」
本当に何言ってんの俺。
「で、占めるって何したのゴリ橋くん」
「高橋ッス。うるさい奴らの用紙回収して破って窓から捨てただけッスよ。後で掃除にいかねぇと」
ワオ。それ誰得よ。
明らか損じゃねぇの...
「俺、内申上げるのに...君の友達を売ったんだよ?なのになんで、そんな事...」
えっ、ちょまっ。
俺売られたの?
てっきりからかわれてるのか、それか新手のイジメか、あとは俺に恥をかかせようとしてるのかと...
でもまぁ...
「いいんじゃねぇの?高い金払って名門に勉強しに来て。のほほんと生活してるよりかは、嫌われながら意地でも上のクラス上がるために内申上げるって」
俺ら貧乏人は奨学金なんて借金おってまで勉強しに来てんだわ。
良い大学進学して、いい職ついて、そっからが人生のスタート。
親への恩返しなんて人生始まってからが本番だ。
「うッス!そうだと思ったので坊ちゃんの用紙も破いて窓から投げといたッス!」
あと、行いは必ず帰ってくるもんだ。良くも悪くもな...
「そ、そっか...」
反応うっす!!
俺らがオーバーなだけだけどよっ!
しかしまぁ...
「いくら上のクラス行きたくてもな。そんな幼稚な事で先生からの評価レベリングしなくても、一回一回のテスト大事にして、そのうちカンストしようぜ」
「若頭!やっぱ何言ってるかわかんねぇッス!」
うるせぇ。
そんなこたぁ、知っとるわ!
キーンコーンカーンコーン
「さてと。チャイムも鳴った事だしさっさと説教受けて破いた用紙の回収いくぞー」
「まじっすか若頭!!手伝ってくれるんすか!?」
「その代わり昼飯一緒に食えよ。もうボッチはごめんだ」
「ウッす!」
高橋くんは実は、どんな理由があっても人様のテスト用紙を破る行為は正しくないと思っていたので、自分の用紙も破って窓から投げ捨てたそうです。