2015-06-29_祈り続ける少年
夢を追いかけることはすばらしいことですよね。ですが同時にとても大変な事でもあります。
「夢を叶えることが出来る人間なんて結局ほんの一握りでしかない」と言われがちですが、私はそうとは思いません。誰でも最後までやり抜くことができれば必ず結果はついてきます。叶えることが出来ないという人は皆途中で大きな壁にぶつかってしまったり、高すぎるハードルに気力をなくしたりするケースがほとんどだと思います。
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ある村の中心には大樹があり7歳から11年間毎日欠かさずお願い事を続けると願いが成就するという伝承があります。なので村の人たちは毎日大樹にお祈りをしました。中には本当に願いが叶う人がいましたので誰もが微塵も疑いはしませんでした。
ですが、ある日嘘つきの青年がこう言いました。「俺は10年間お祈りしたが願い事なんて叶わなかった!!全部ウソだったんだ!!」するとどうでしょうか、今まで信じ続けていた村の少年たちは直ぐに不安になってしまいました。「本当に願い事は叶うのだろうか」「自分が今までしていたことは無駄なのか」不安は村中にあっという間に広がり次々とお祈りを辞める人が続出しました。
多くの少年たちが失望し諦める中、一人の少年だけは決してお祈りを辞めることはありませんでした。何故ならば彼にはどうしても叶えなければならない願いがあったのです!少年の母は不治の病にかかり寝たきりの生活を送っています。少年は母の病を治すべくお祈りを続けているのです。
少年はいいます。「たとえお祈りが無駄だったとしても願いは叶わないかもしれない。けれどもお祈りを辞めたら母の病が治ることはない。だから僕はお祈りを続けるのだ」
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あなたの子供の頃の夢は何でしょうか?現在のあなたは当時描いていた夢を叶えることはできたでしょうか?大人になれば考えが固まってくるので自分の意思が揺らぐことは少ないと思いますが、子供の頃は様々な経験を通して自分の価値観を形成していきます。また、環境も次々と変化するのでその度に苦労することも少なくないでしょう。そんな時代にあなたはこの少年の様に変わらない願いを持ち続けることができるでしょうか?特に有名なスポーツ選手は少年時代から続けていることが多いと思いますが彼らが大成するのも「一つのことを頑張り続けた」結果なのではないかと思います!
最後に、私もこのような「不変の覚悟」が欲しいと強く願います。