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プロローグ
真っ暗な世界。そこを真っ逆さまに落ちていく感覚。
もう、どのくらいこうしているのだろう……。
――…………。
……え、誰?
どこにいるの? 今までこんな事、1度も無かった。
――……………、…………。
……できれば、そうしたけど……。
――……。
え……、でも……。
――………。
……本当に? できるの?
――…。
なら……、うん、どうすればいい?
――ただ、願え。お前の中の強い想いを為したいと。
願う……。
僕の1番の、願い……。
それは……。
「もう1度」