1-3 癒し
ソルフェジオ周波数とは特別な周波数のことだよ
これを聞くと体が安らぐんだ
528hzはDNA回復に効果があるし 432hzは宇宙と繋がることができる
この2つを融合させた睡眠用音楽なんてのも結構あるよ By優紀
何やら流れ始めたのは宗教音楽のような荘厳で自然を感じる音とだった。そして、それであるとともに、水の流れる音もした。
「これがヒーリングか……」
自宅にいた僕は、なんだか得体のしれない快感を覚えた。
次の朝登校してきた僕を見ていじめっ子たちは、「なんか彩人変わったな」「何の成果だ?」「まあいいや今日もいじめるか」
しかし――
朝の全校集会のことだった。
校長の禿頭卓三は、残念そうな顔つきでいじめっ子たちを指名した。
いじめっ子たちは逮捕されていった。
「何があったの?」
放課後、優紀は彩人にきいた。
「いや、コメント欄で自分の境遇を投稿したら、いいねが集まってきて、返信で【どしたん? 話聞こか?】【通報するわ~】とか集まってきたんよ。それで――」
「何があったんかよくわからんけど、まあハッピーエンドだね。これからもよろしく!」
足は自然と図書館に向かっていた。図書館に着くと二人は、励ましあいながら、これからの未来に思いをはせたのだった。
(完)
どうでしたか?「よかったね!」「続編が読みたい!」と思ったらぜひコメントしてください。意見次第で続編を書くかもしれないので。