すり減る僕の心を、君が支えてくれたんだね!
僕は仕事で完全に疲れ切っていた!
僕の働く会社は、“ブラック企業”で朝から深夜まで毎日休まず
働かされるんだ!
残業時間もまともにつかず、給料は安い。
でも? 働く時間を考えたら、僕の給料は安すぎる!
何度も何度も、僕はこの会社を辞めようと思っていたのだが......。
職場の上司や先輩が僕を辞めさせないようにいつも目を光らせていた。
それでも僕は勇気を振り絞って上司に退職届を出すと、、、?
その場で上司に、僕の退職届は破かれごみ箱に捨てられた。
『お前さ、“まだ半人前のくせして、辞めれるとか思っての?”』
『えぇ!?』
『俺は認めねーから! これの話はこれで終わりだ! 仕事に戻れ!』
『・・・で、でも、』
『“まだ言いたい事があるのか?”』
『・・・い、いえ、』
『早く仕事に戻れよ!』
『はい!』
・・・僕の心は既にすり減り過ぎて、何時壊れてもおかしくない状態だった!
そんな時、僕は君と出逢う。
君は僕に優しく話しかけてくれた。
『どうしたんですか? こんな所で一人で、何か悩み事でもあるんですか?』
『・・・えぇ!?』
『随分、お酒に酔ってるみたいだし。』
『・・・あぁ、ううん、』
『良かったら? 今から私と喫茶店でも行きませんか? 話、聞きますよ!』
『僕の話を聞いてくれるんの?』
『“ちゃんと聞きます!”』
『・・・あぁ、じゃあ、お願いします。』
*
そこから僕と君は仲良くなった!
こんな出逢いもあるんだなと僕は不思議な気持ちと彼女に感謝した。
誰も僕の話をまともに聞いてくれない!
親ですら? 僕の話をちゃんと聞いてくれなかった。
それなのに、彼女は真剣に僕の話しを最後まで聞いてくれたんだ!
本当に嬉しかった、僕は独りじゃないんだと初めて想えた。
彼女と居る時間は僕にとって、“幸福の時間に変わっていく。”
どんなに仕事が忙しくても、少しでも時間ができたら? 彼女と会える
時間を僕は作った。
寝る時間を削ってでも、僕は彼女と会えるなら喜んで会いに行った。
僕にとって彼女と会う事は、“光を差し伸べてくれる彼女の手”に
僕は救われていたんだ。
『・・・僕はどうしたらいいんだろう?』
『上司より社長に直接話してみたら?』
『えぇ!?』
『社長なら分かってもらえるんじゃない!』
『・・・で、でも、』
『“大丈夫! 絶対に上手くいくわ!”』
『ううん。』
・・・僕は彼女に言われた通り、“社長に直接退職届だした。”
『南河原くん、これは?』
『“退職届です、どうしても辞めさせてほしんです!”』
『君の上司はどう言ってるんだ?』
『・・・以前、僕が上司に退職届を出したら? その場で破り捨てられ
ました。』
『なんてことを! 分かった、君の好きなようにしなさい! 退職届は
ワタシが認める!』
『“ありがとうございます!”』
『水内には君が退職届後、強く言っておくよ。君はもう帰りなさい!
退職できる準備ができたら? また君宛に書類を送るよ。今までお疲れ様
よく頑張ってくれたね!』
『・・・ほ、本当にありがとうございました。』
『これで、君も別の仕事を探せるな、頑張りたまえ!』
『はい!』
彼女の言った通り、全て上手くいった。
僕はやっと“この会社を辞める事ができたんだ!”
これ以上この会社に居たら? 僕は精神的に頭がおかしくなっていただろう。
彼女の言葉一つで、僕は変れた!
“すり減る僕の心を、君が支えてくれたんだね!”
・・・これからは、僕も君を少しでも支えていけたらいいな。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




