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外に出ると、俺たちは、お腹が減ったので、飲食店に向かうということになった。
飲食店とは、まぁ日本のファミレスみたいです。
入り口を入ると、可愛らしい制服を着た女の店員さんが営業スマイルを浮かべて、席に案内された。
俺が店員さんに笑顔でお礼を言うと、店員さんは顔を真っ赤にして「ごゆっくり!!」といって、どこかに行ってしまった。
俺はなぜ逃げるのかと、疑問に思い、首を傾げながら、席に着く。
それを見ていた、アランたちは、ため息をついた。
「お前、自分の容姿が分かってないな・・・・」
「ええ」
「そうね」
「そうそう」
「そうですわ」
「ご主人様・・・・」
みんながアランの一言に反応し、呆れ顔で答えた。
「ようし?用紙がどうした?」
俺が尋ねると、皆が一斉にため息をついた。
「・・・・それよりも、料理何にする?」
カーラが、話を遮って、みんなの意識がそっちに向かった。
「??」
俺はいまだに分からなく考えていた。
すると、横から、ルナが声を掛けてきた。
「ご主人様何にします?」
「俺は・・・・これにするわ」
俺はルナに見せられた、メニューから料理を選んだ。
「では、私もそれにします」
「ああ」
俺たちは、料理を全員選んだの店員を呼んだ。
すると、先ほど顔を真っ赤にしてどこかに行った人が出てきた。
「ご注文はお決まりですか?」
料理が届き、食べ終えた後、食後のお茶をしていた。
クリス、カーラは紅茶を飲み、フローラ、アランはコーヒーを飲んでいる。
俺は、ルナと2人でパフェを食べていた。
「くぅ〜〜、うまい!!」
俺がそういうと、アラン以外が顔を真っ赤にし、下を向いた。
「アラン。みんなどうしたんだ?・・・なんか周りの女の人たちまで、顔真っ赤で下向いてるんだが?」
周りには、店内に居る女性がみな、顔を真っ赤にして、下を向いていた。
「・・・・・・はぁ・・・・・お前、すごいわ」
「どういう意味だ?」
「そのままの意味だ」
「??」
俺は首を傾げつつも、パフェを食べた。
「くぅ〜〜」
俺が声を上げると、フローラが喋った。
「リュウ様、その顔反則です」
「俺の顔がどうした?・・・・・アラン、俺の顔ってそんなに変か?」
俺はフローラに言われて、まじめにアランに聞いた。
「・・・・・はぁ・・・・」
アランはため息をつくだけで、何も答えてくれない。
「なぁ?どうなんだよ・・・・」
そうして、時間が過ぎていき、飲食店を出た。
俺は結局、顔を真っ赤にした理由が分からなかったが、クリスたちの「キニシナイデ!」の一言で気にしないことにした。
俺たちは、次は、クリスたち女子の意見で、服を見ようとのことで、順番にお気に入りの店に行く事になった。
まずは、クリスのお気に入りのお店に向かった。
俺たちが入った場所は、もう、見るからに高級だと、分かる様な店だった。
まず、店の外は、かなり豪華なつくりになっていた。
中は、場所を惜しみなく使って、通路は十分に余裕があり、服は全て引っ掛けてあった。
服というよりもドレスだった。さまざまなドレスが数万着くらいある。派手なフリフリや派手な宝石を散りばめたドレス、特に飾りをつけず、着た者を着飾るようなドレスやら、他に普段着れるような服まで、さまざまある。
女子達は、それを見て、すぐさまとびついた。
俺とルナとアランは入り口に居た。
「あれ?ルナはいかないのか?」
「ええ、私は服にはあまり興味がありませんので、それに自分で作れますから」
「そうだな。でも、こういうのじゃないけど普段着くらいは買おうか」
「ありがとうございます」
俺は思い出したようにアランに話しかけた。
「アラン、俺たち男のは売ってないみたいだし、壁際で待ってようか」
「・・・そうだな」
俺たちは、壁際に移動し、そこで、服を選んでいるクリスたちを見ていた。
クリスたちが服を選びだして、1時間半が経った。
俺たちは1時間半他愛ない話をしたりしていただけだった。
だが、当然1時間半も会話が続くわけがなく、30分くらいは無言だった。
《さすがに飽きたな・・・》
俺は、さすがに待つのに飽きたので、クリスたちに声を掛けた。
「クリス、アリス、カーラ、フローラ。次の店に行くぞ!」
俺は、返事を待たず、ルナ、アランを連れて店を出た。
「え!?ちょ、ちょっと!リュウ!」
「ま、待ってください!リュウ様!」
「わかった。アリス、行こっか」
「うん」
アリスとカーラは見ていたが何も買わないのか、すぐに後を追ってきた。
店を出ると、俺とルナ、アラン、アリス、カーラだけだった。
「ったく!女はホントに買い物が長い。俺たち男はあーゆうところは、居ずらいのに・・・」
俺が文句をつぶやくと、カーラが謝ってきた。
「ごめん、私達だけ楽しんで・・・」
俺は謝られた事にあわてた。
「い、いや、いいよ。俺も何も言ってなかったからさ・・・」
「ありがとう。よし、今度は、男の子でも楽しめる服屋にいこっか」
「おー!」
そういうと、先ほど出てきた店のドアが開いた。
「リュウ様!!」
フローラだった。
「・・・・どうした?」
「い、いえ、どこかに行かれたのかと思いまして・・・」
フローラの弱弱しく、目をウルウルさせながら言った言葉に、俺は声を上げ笑った。
「プッ!・・ハハハ、アハハハ!・・・ハァハァ・・・大丈夫だよ、ほって行くなんてしないから」
そういうと、フローラは少し顔を赤くし、言った。
「・・・・本当ですか?」
「ああ、本当だ」
俺が笑顔で答えると、フローラは顔を真っ赤にしながらも、笑顔で答えた。
「ありがとうございます!」
俺は、その笑顔を見て、可愛いなどと思ってしまった。
そう思ったとたん、体が熱くなった。
「・・・・それより、クリスはまだか?」
俺は話を変えて、先ほどの会話を忘れようとがんばった。
「もう少しで、来ると思いますわ」
「分かった、もう少し待つか・・・」
そういったとき、店のドアが開いて、袋を持った、クリスが出てきた。
「待った?」
「ああ、すごく待った。先に行こうかって言ってたところだ」
俺は少々、クリスの謝罪がないことに、イラッとして、嫌味を言った。
すると、クリスも笑顔で言い返してきた。
「あら、それでもよかったわよ?」
「お前な・・・・・人を待たせておいて、謝罪もないのか!」
クリスやアランたちは、俺が怒ったことに驚いたようだ。
ルナは、じっと黙っているし、フローラ、アリスはオロオロしているし、アランとカーラはどうにか止めようとしている。
「な、何よ!怒ることないじゃない!」
クリスは反撃をしてきた。
「なら!遅れたことに対して何かないのか!」
俺が言うと、クリスは俺が聞えるか聞えないかの声で言った。
「・・・・・ごめんなさい・・・・・」
「・・・それでいいんだ。いいか、遅れたのに、謝罪をしないのは最低のすることだ。俺はクリスに、そうなってほしくないから、怒ったんだ・・・・しかし、俺も怒鳴ることもなかった。すまない。・・・・・みんな、雰囲気を壊して、すまない」
俺はクリスに言ったあと、アランたちに謝罪をした。
「い、いや、いいさ。それより、明るく行こうぜ!な!」
「・・・・そうだな、よーし。次の服屋に行こうか!」
「おー!!」
そして、俺たちは歩き出した。




