FILE23
投稿です。最近スランプ気味なんで、投稿が遅くなります。すいません
「そ、そこまで!」
審判役の人が声を上げる。
「ゴーレムの修復のため次の実技テストはしばらくお待ちください」
審判の人がそういうと、大量の先生がゴーレムの近くに集まった。
俺たち7人はそれを見ていた。
ゴーレムの近くに集まった先生達は、呪文を唱えたらしく、先生達の手から魔力が放出されていた。
「貴方達は自由にしていていいわよ」
ソフィー先生から、そう声がかかった。
「あ、カガリ君だけ、残ってくれる?」
「はい」
「じゃあ、俺たちは適当にどこか行ってるよ。終わったら、俺たちのところに来てくれよな」
「分かった」
アランたちはそういって、フィールドから出て行く。
「それで、ソフィー先生、何か用ですか?」
俺はアランたちがフィールドから出て行くのを見たあと、ソフィー先生に話しかけた。
「貴方は、いまから学園長の所に行きます。ついてきて」
ソフィー先生は歩き出したので、俺とルナは後をついていく。
俺とルナはかなり豪華でだだっ広く、壁際にある本棚は大量の本で埋め尽くされていて、部屋の真ん中の奥にデカイ机がある部屋に居た。
その馬鹿でかい机の椅子に座っている人が居た。
その人は、女性で若く、綺麗な人だった。
俺は部屋に入り、その人を見たときに、見惚れていた。
すると、両隣から、殺気のようなものが発せられていた。
その殺気を感じ、俺はすぐに気を引き締めた。
俺が気を引き締めると、ソフィー先生が口を開いた。
「・・・・学園長、リュウ カガリを連れて来ました」
「ありがとう。・・・・貴方に来てもらったのは、貴方に2,3聞きたい事があったから」
「・・・・・どうぞ」
「貴方はこの世界の人じゃないわね?」
一瞬驚いたが、正直に答える。
「・・・・ええ。俺はこの世界の人じゃないです」
「やっぱり・・・・・じゃぁ次は、貴方の使い魔は麒麟なのね?」
「ええ、ルナがそう言ってますから、間違いないと」
「そう・・・・・それにしてもこんな子が麒麟を呼び出すなんて・・・・・」
「ほかに聞きたいことは?」
「そうね・・・貴方は自分の世界に帰りたいとは思わないの?」
「そうですね・・・来てそんなに日は経っていませんが、ここは気に入っていますから」
「そう・・・・・・・・・・君の事気に入ったわ♪ この学園で困ったことがあったら、私に言って頂戴♪ それと、学園長なんて、堅苦しいのは、止めてね♪ 私の名前は、シャルロット・ヴェル・ブランよ。シャルロット先生かシャルロット学園長って呼んでね♪」
学園長、いや、シャルロット学園長がそういった。
「はぁ・・・わかりました」
「それじゃ、もういいわ。来てくれてありがとう♪」
ブラン先生がそういったので、俺は挨拶をして、部屋から出て行く。
「失礼しました」
ルナは俺の後に続き、頭を下げて、俺の後をついてくる。
俺は、すぐに来た道を戻り、クリスやアランたちの下に向かった。
「お、いたいた!・・・おーい!」
俺が呼び手を振ると、皆気がついたのか、俺の方をみて、手を振りかえした。
俺が近づくと、アランが声を掛けてきた。
「もういいのか?」
「ああ」
俺はアランの問いに返事をする。
「そうか、俺たちは、これからどうしようかって悩んでいたところだったんだ」
「そうか、なんか意見あったのか?」
「まぁ、1つは修行というか、訓練だな。2つ目は買い物だな」
アランの言葉に俺は驚きを隠せなかった。
「は!?買い物!?」
「ああ。・・・・・そうか、お前は知らなかったな。この学園は寮生活している生徒がほとんどだから、ショッピングモールができたんだ。ここから町まで行くと結構時間かかるからな」
「そうなのか・・・」
俺はショッピングモールがあることに驚きを隠せなかった。
「で、俺たちは訓練と買い物で意見が分かれてんだよ。俺とアバックは訓練で、アルチェス、ベルモンド、ゼブランは買い物らしくてさ。リュウはどっちだ?」
「・・・買い物したいけど、お金ないや・・・」
俺は落ち込んだ。
すると、横からクリスが
「お金くらいあげるわよ。だから、買い物についてきて」
「本当か!?」
俺はクリスのあげると言う言葉に食いつく。
「え、ええ」
クリスは驚いたように答える。
「よし!買い物行くぞ!」
俺はそういって歩き出す。
勢いよく飛び出したが、場所が分からなくて、尋ねた。
「ショッピングモールってどこにあるんだ?」
俺が尋ねると、みんながキョトンとして、そして、笑い出した。
「じゃぁ、行きましょう」
笑い終わると、クリスが言った。
そして、クリスたちは歩いていく。
俺はその後をついていく。
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それでは、また次回お会いしましょう