FILE21
前回、キスをしてからの続きです。
今回は・・・・・まぁ、楽しんでくれたら幸いです。
「ふぁ〜ぁ・・・・朝か・・・・結局一睡もできなかったか・・・」
俺はつぶやく。
すると、隣に寝ていた。ルナが目を覚ます。
「う・・・ん・・・あ、おはようございます。ご主人様」
「あ、ああ、お、おはよう・・・」
俺はルナの顔をうまく見ることができなかった。
「ご主人様どうかしましたか?」
ルナは顔を背けているのを不思議に思ったのか田尋ねてくる。
「いや、何でもない」
「・・・そうですか?ご主人様昨日の夜中から少し変ですよ」
「いや、変ではないぞ」
「いえ、変です。いったいどうしたのですか?」
ルナが真剣に聞いて来た。
「いや・・・・・・怒らないか?」
「怒らないとは、私が関わっているのですか?」
「・・・・・・・・・・まぁ、だけど、ルナが悪いとかじゃないから」
言っている途中ルナが悲しそうな顔をしたので、あわてて否定する。
「・・・怒りませんから、話してください」
「・・・・・分かった。・・・昨日、一緒に寝ただろ?そのとき、ルナに・・・・キス・・・・してしまったんだ・・・」
俺はルナに白状した。
「え!?キスですか・・・////」
すると、ルナは真っ赤になって、下を向いた。
「ああ、すまない、つい間が差して・・・」
ルナは赤い顔を上げて、俺を見た。
「・・・・キスのことは忘れましょう。それがいいです」
「・・・・ああ。分かった・・・・・・・・・よし、そろそろ、起きるか、よし、ルナ今日は実技がんばるぞ!!」
「はい!!」
俺たちは何もなかったように話をした。
「よし、着替えるから、少し向こうを向いていてくれ」
「分かりました」
ルナが俺の居るほうとは逆を向いたのを見て、服を着替え始めた。
「よし、いいぞ、俺は外に居るから、ルナは服を着替えてくれ」
「いえ、大丈夫です。少しお待ちください」
ルナがそういうと、ルナが光り、しばらく光ったら、徐々に光りが収まる。
光りが晴れたところには、学園の制服を着たルナが居た。
「・・・今のは?」
「人化したときに着ていたものです。これは、元からあるのではなく、私の持っている魔力で編んだものなので、普通のより色々と優れています」
「へぇ〜・・・魔力で編んだって俺でもできるのか?」
俺は自分でもやってみたいと思い、ルナに尋ねた。
「できるにはできますが、これは精密な魔力コントロールができないと難しいかと思われます。私は魔力コントロールは得意ですので」
「そっか、難しいか・・・まぁ、今度教えてくれ」
「はい」
ルナと話をしていると、ドアがノックされた。
「はい」
「ジャンヌです。失礼します」
「どうぞ」
「おはようございます、カガリ様。今日はお早いのですね」
「おはよう。ああ、ちょっとな」
「そうですか、では、食堂に向かいましょうか」
「ああ、分かった、ルナ行くぞ」
「はい」
俺たちは部屋からでて、食堂に向かった。
食堂に向かうときに、ジャンヌがルナに向き直り挨拶をした。
「申し遅れました。私は、リュウ様のお世話をさせていただいている。ジャンヌと申します。以後お見知りおきを」
ジャンヌが挨拶をすると、ルナが挨拶を仕返した。
「初めまして、私は、麒麟でご主人様の使い魔のルナです。今後ともご主人様共々よろしくお願いします」
2人が挨拶をすると、俺たちは再び歩き、食堂に向かった。
「おはよう、クリス、ミーネアさん」
「おはよう、今日はいつもより早いわね」
「おはようございます」
「ちょっとな」
俺は席に着いた。隣にはルナが座る。
そのとき、クリスは少し、こちらを睨んできた。
「うん?どうしたクリス」
「・・・・べつに」
クリスは不機嫌そうに答える。
「・・・まぁいいか」
俺はクリスのことは置いといて、朝食に手をつけた。
朝食はいつもどおり美味しい。
それを食べ終えると、玄関に向かう。
馬車を待っている間にクリスに話し掛けた。
「クリス、実技大丈夫か?」
「大丈夫よ」
「・・・そっか。まぁ、がんばれよ」
俺はクリスに応援の言葉を掛けた。
「あ、ありがとう」
クリスは、顔を赤くして、うつむきながら、お礼を言ってきた。
俺たちは、いつもどおり馬車に乗り、学園に着くのを待っていた。
どうでした?
自分的にはできはまぁまぁです。
最近感想増えてきて嬉しいです!
しかし、男性の意見ばかりなので、読者の方で女性が居れば女性の意見も聞きたいです。
よろしくお願いします!!
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