クリスの使い魔!
リュウが異世界に来て2日目が終わり、3日目に突入します。
今回はクリスの使い魔が登場します。
それではどうぞお楽しみください。
俺とクリスは、家に帰っていた。
夕食を食べ、風呂を入り、寝る前という状態だ。
ソフィー先生に言われた、使い魔と言うのに興味を持ち、クリスの部屋に訪れ、クリスに尋ねた。
「クリス、使い魔って、どういうのだ?」
「使い魔?…………そうね、使い魔は魔法の補助をしてくれる存在かな?」
「補助ね…………じゃあ高度な魔法を難易度を下げてくれるってことか」
「ええ、できるわ、使い魔は色々居るわ。ほかにも色々できる使い魔も居るしね、使い魔は召喚者の言うことは聞くけど、ほかの人の言うことは聞かないわ、あと、使い魔は普通喋れないけれど、喋る使い魔も居るわ、そういう使い魔は、かなりの高度の魔法を使えるようになるわ。それから、使い魔は、魔獣、聖獣、獣、悪魔、精霊これだけ存在するわ」
「魔獣、悪魔って悪いイメージしかないんだが………………」
「魔獣は、知能が低くて、悪魔は知能が高いけど、少し扱いづらいわ…………まぁ、それぞれ性格があるから、召喚するまで詳しくは分からないわ」
「そうか、分からないか…………それなら、明日が楽しみだな」
「そうね、私も貴方がどんな使い魔を召喚するか楽しみだわ」
そういわれて、ふと気がついたことがあったのでクリスに尋ねた。
「あれ、そういえば、魔法を使う人は使い魔を召喚してるのか?」
「ええ、そうよ。それがどうしたの?」
「召喚してるなら、クリスも召喚してるんだよな?」
「ええ…………あっ!そういうことね」
どうやらクリスは、俺が言わんとしていることを理解したみたいだ。
「私の使い魔が見たいってことでしょ?」
当たっていた。クリスも魔法騎士科の生徒で魔法を使える、と言うことは、使い魔が居るが、俺はクリスの使い魔を見たことがないので、見たいと言うわけである。
「そういうことだ。で、見せてくれるのか?」
「いいわよ《きて、ロール》」
クリスが言うと、どこからとなく、半透明の人形が現れた。
「!!な、なんだ!!」
「この子が私の使い魔のロールよ。ロール挨拶」
『初めましてカガリ様、私は、クリス様の使い魔のロールと申します。今後ともどうぞよろしくお願いします』
「ど、どうも」
俺は、丁寧に挨拶をされ、戸惑いながらも、挨拶を返した。
「あれ?どうして名前知ってるんだ?」
『それは、私は、見ておりましたので。普段私は姿を消しております。私は姿を見せているときは、微弱ながらクリス様の魔力を使っているのです。ですので、普段は姿を消している、というわけです』
クリスの使い魔ロールに説明された。
「はぁ…………使い魔も色々いるってことか…………」
『ええ、色々居ます』
「ありがとう、クリス。もういいよ」
「わかったわ、ありがとう、ロール。戻って」
すると、ロールは消えていく。
「そうか…………楽しみだな、俺にはどんな使い魔がつくのかな?」
「そうね、私も気になるわ」
「早く明日にならないかな…………」
「ウフフ、リュウまるで子供みたいね」
クリスに笑われてしまった。
「!!う、うるさい!笑うな!」
「ウフフフ、フフフ」
「もういい!俺は寝る!お休み!」
俺は、クリスに笑われて、俺は恥ずかしくなって、部屋から出て行く。
「ホントに…………クリスのやつ………………」
俺は部屋に戻ると、クリスの文句を言っていた。
「さーて寝るか、それにしても、明日楽しみだな………………」
「カ…………カガリ様、朝ですよ、起きてください」
「んぅ…………うう…………ふぁ〜…………朝か…………おはよう、ジャンヌ」
「おはようございます。カガリ様」
ジャンヌは目をキラキラさせて、そのままとどまっていた。
「さて、着替えるから出て行ってくれるかな?」
俺が言うと、ジャンヌはがっかりした表情を浮かべた。
「えー、お手伝いしますよ!!」
「いや、いいから!はやく出てってくれ!!」
「…………はいはい、分かりましたよ」
ジャンヌは不服そうに部屋から出て行く。
「はぁ〜…………なんで着替え手伝えないだけであんな不服そうにするんだよ」
俺は服を着替え始める。
俺は服を着替えた後、部屋に入ってきた、ジャンヌをつれて食堂に向かっていた。
「そういえば、今日、使い魔召喚をやるんだよな」
「そうなんですか?」
「ああ」
「それじゃ、楽しみですね」
「そうなんだよ、どんな使い魔なんだろうな」
「じゃあ、がんばってくださいね」
「ああ、ありがとう」
そう話してると、食堂に着いた。
「おはよう、クリス、ミーネアさん」
食堂に居た、クリスとミーネアさんに挨拶をした。
「あら、おはよう」
「おはようございます。カガリ様」
挨拶をすると、椅子に座り、朝食に手をつけた。
「リュウ、早く食べてね。早く行かないとソフィー先生に悪いから」
「ああ、分かってる」
俺は、クリスに言われ、朝食をものの数分で食べた。
どうでしたでしょうか?
次回は、リュウの使い魔が登場!!
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