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俺の幼馴染達が最強すぎて俺にはどうすることもできないのだが  作者: 嵐山 紙切
第3章 ドラゴン族女王

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第19話 支援

今回は短いです。

 エルマの金銭感覚がおかしいことはなんとなくわかっていたので、俺はまず村人に何がほしいか聞くことにした。それをまとめて大体の値段を算出してもらい(俺はろくに計算ができないのでメイドにやってもらった)エルマに金額を請求。


「足りなくなったら言ってね」

「わかった」


 俺はそれがどれくらいの金額なのか全くわかっていなかった。

 村の信頼できる人間であるダラに金貨の大量に入った袋を渡した。


「これで村の復興をしてください。冬も越せるといいのですが……」


 ダラは顔を真っ青にした。


「あ……あの……あの……」


 腕がガクガク震え、袋を落としてしまった。俺はすかさず受け止めて、


「足りませんでしたか?」

 と尋ねた。


「多すぎます!!!!」


 彼女は叫んだ。

 作業をしていた村人たちがこちらを振り返った。


「え……え……どこからこれを持ってきたんですか……」

「ああ、知り合いにSランク冒険者がいてそれで」

「その方は……なんというか、こんな金額をぽんとだすなんて……どういう生活を送って……」


 俺はぽかんとして彼女を眺めていた。これはそんな金額なのか。やはり俺は常識というものを知ったほうがいいな。


「とにかくこれで再建を。それと、今回のような襲撃で逃げてきた人たちも救ってあげてください」


 それを聞くと、ダラは何かを決心したようにふっと息をはいて。


「わかりました」

 そう言った。


 ◇


 俺は金を稼がなければならない。そのためならミスリルゴーレムだろうがなんだろうが倒さなければならないだろう。


 俺は弱い。


 それはエリオットたちが殲滅されたあの日証明されている。

 奴隷兵士の中で俺は最弱だったのだから。


 強くならなければならない。


 強く。


 ミスリルゴーレムを倒すには魔法と剣術が必要だ。


 魔法は今や魔王となったカミラに教授願うこととしよう。

 剣術に心当たりはある。


 俺は転移した。






 ドラゴンの国へ。

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