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「・・・座んないの?」

「まだ死にたくはないので。主を生贄にして逃げます。」

「・・・わたしもまだ死にたくないのに。・・・座ってるけどさ。」

そのままではなんなので椅子を作って皆で座って話せるようにしたんだが、ハイルズがシュルツェの後ろで立ったままだ。

本当にいざとなったら生贄にして逃げるつもりなんだろう。清々しいな!

「それで今回の目的は?」

「・・・その前にちょっと教えて頂戴。・・・その精霊王達はなんなの?本当に契約してるの?」

「・・・あぁ、してるけど?」

シュルツェが恐る恐るそう聞いてくる。別に隠してもしょうがないし、元々戦力見せて躊躇させるつもりだったので正直に言うが。・・・予想以上にビビってる感はある。

「してるけどって・・・。はぁ、本当にトンだ化物ね・・・。そこの妖精も貴方が使役してるのかしら?」

「あぁ、してるけど?」

「・・・そっちの妖精も大概おかしいのだけど、なんで魔力Sなのよ・・・。」

「その魔力Sってなんですか?」

シェリーがすかさず俺の聞きたい事を聞いてる。

「【神眼】持ちならわかるでしょ?・・・そういうことよ。」

「え、わかんないけど。」

「え?」

シュルツェが俺に向かってそんな事を言うが、全然わかんないんだけど?

「なんでわかんないのよ!ステータス見えるでしょ!」

「見えるけど・・・。え、魔力Sって何。」

「ステータスの段階でしょ!【神眼】持ってるのに使ってないの、貴方!」

「え、いや使ってますけど。・・・ステータスの段階って何?」

「はぁ?・・・え、ちょっと待って。貴方どう見えてるの?」

「え、こうですけど。」

地面に向かって自分のステータスを書き込む。

リード=ニア=アトラス】【645:10】【メイン職業:歌姫51 サブ職業:大魔法使い55、村人1、戦士15、剣士10、僧侶10、武道家見習い25、商人見習い1、盗賊見習い1、冒険者見習い15、鍛冶屋見習い25、錬金術師10、魔物使い20、魔石見習い2、召喚士見習い1、狩人25、精霊術師見習い1、迷宮職人12】

ボーナスポイント:368


HP:1342

MP:63432 (21232)

力:911 【1】

敏捷:832

健康:815

知識:1182

知恵:872

威厳:190

運:291

【EXスキル:神速、神眼、死神、賢者、職業変更、ボーナスポイント贈与、反射神経、大魔道士、MP贈与】

【パッシブスキル:限界突破、マッピング、情報整理、言語理解、魔法遮断、魔力追跡、念喋、二刀流、威圧、教官】

【アクティブスキル:歌10、楽器10、打撃武器8、採取3、片手剣10、両手剣10、両手持ち10、盾5、重装備2、中装備7、軽装備10、闇魔法1、光聖魔法9、無魔法10、信仰10、格闘10、気功10、算術10、話術10、宝物庫10、投擲武器10、情報操作10、トラベルワープ4、鍛冶3、錬金10、調合10、使役10、飼育10、魔石改良2、魔石増幅2、召喚魔法1、武器防具召喚1、弓術10、罠師10、精霊召喚10、精霊会話5、迷宮作成3、迷宮操作3、魔法偽造10、妖精魔法10】

経験値4倍、熟練度4倍、超回復、無詠唱


久々に見たきがする。

流石に数値は大まかに、スキルは書いてないし、職業はぼかして地面に書いてるが大概おかしいな、自分の事だけど。

「え・・・?いや、何これ・・・。」

「マスターにはこうやって見えてるんですか?」

「え、逆に聞くけどステータスってこうやって見えてないの?」

「普通AとかBとかの段階で見える物だと思うわ・・・。私は少なくともそうだし・・・。」

興味深そうにシュルツェがそんな事を言う。

んー?

これあれか。

元々この世界の基準は魔物の危険度とかも冒険者のランクとかもそうだけど段階で分かれててそっちが普通なのか。

俺は元々ネトゲ住民なのでステータスって言ったらこんな感じが基本なのでこうなってるが・・・。自分なりに神眼で見える範囲とか情報を簡略化した結果がこれだしな。じゃなかったらめっちゃ使いにくいっすよ神眼。

固定概念の違いか。・・・まま、今回はいい方に転がってるみたいだが、気をつけたほうがいいんかね。・・・忘れてそうだけど。

「・・・待って。このMPってのが魔力でいいのよね?」

「まぁ、そうだな。」

「この数値何・・・?」

「・・・まぁ、薄々気付いてましたがマスターの魔力本当におかしいですよね。」

「これ本当にこの数値なの?」

「いや、流石に詳細には書いてないけど?」

シュルツェの様子がおかしい。まるで俺を化物みたいに見てる。・・・いや、まぁ言いたい事はわかるけど。

「・・・参考までに聞くけど、そこの妖精の魔力はいくつくらいなのかしら?」

「さぁ?必要じゃない限り見てないからな。」

「ザッと半分ってとこじゃないですかね。マスターが一代目ですし。」

「これの半分・・・。それでもS・・・。」

既に魂が抜けそうな顔してるぞ、シュルツェ。

「おいおい、どうした?大丈夫か?」

「え、えぇ・・・。大丈夫よ・・・。本当に・・・。」

「まぁ、マスターの具体的な性能わかったら誰でもこうなりますからね。」

「【魔眼】も万能ではないってのがわかっただけいいわ・・・。数値が高すぎて上限のままだったのね・・・。」

あー、なるほど。

元々こっからここまでがBでそこからA~みたいな感じなのか。んでSがこっから~無限。みたいな感じで上限決まってなくて、どれだけ高くてもSで終わりみたいな。

うわ、しょうもな。ステータスって元々本当に大まかにしかわかんねぇんだな。

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