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「まぁ、毎回狩りに俺がついていく訳にもいかないし。その辺も検証していかないとな。」

嫌な話題を避けるようにぶった切る。

俺と言う保護者同伴の狩りに慣れるのはまずい。今は武器を新調したのでいいが、…まぁ元々三人で狩りはしてたみたいだし、大丈夫か。

もうちょい慣れれば遠距離で自由に動けるメルっつう優秀な属性砲手って意味がわからん戦力が加わるわけだしな。…うん、問題なし。

「う、ん…検証、かぁ…。」

「ん?どうかしたか?」

「ううん、なんでもないよ!」

フランがこちらをボーッとした目で見てくる。

ハッとしたように手を振りながらフランはハピの方に向かって行き、ついさっき手に入れたであろう食材をエルの指示にしたがって保存する用とすぐに使う様に分けにいった。

「…フランも加わるとやべぇな。破壊力が。」

「可愛いは正義ってやつですね。」

早速といった感じでフランもエプロンをつけてエルの手伝いをする。

シェリーが横でうんうんと頷いたので俺も親指を立てておいた。


午後からは休憩タイム、たまに魔法を使う様にし、また歌で眠らせておく。

今回は全員の疲れを考慮して、シェリーとヒューイ以外を眠らせておいた。

ヒューイは行車の仕事のふりをしてもらわないといけないし、シェリーは別に負担はねぇし。全員眠らせたら俺が話す相手が雷風しかいなくなるので起きておいてもらおう。

「つまり、お前の歌を聴こえたらもう逃げれねぇってことだな?」

「いや、そいつの魔力が俺の込めた歌より高かったり、運がよかったり、他の歌で相殺されたら効かねぇんじゃねぇかな…?」

「それが無理だから逃げれねぇって話になるじゃねぇか。」

「そうか?ヒューイと雷風は意図的に範囲外にしたからあれだけど、シェリーは普通にレジスト、…抵抗したぞ。」

「基準がおかしい。」

自分で検証した範囲だとこんな感じだ。だから多少外してるだろうが、大体こんな感じ。

バフもデバフも魔力を操作し、相手に影響を与える物だ。

当然その魔力が弾かれたり、的はずれな浸透な仕方をしたら効力が出ない。

自分にかける分ならほぼ成功するだろう、だが相手にかけるとなるとまた話しが違ってくる。

まぁ、俺とかシェリーは魔力の高さに物を言わせてゴリ押すんですけどね。

「銀ちゃんは自分で自分を強化するのが多いからなのか、こっちの魔法が効きづらいですよね。」

横で雷牙と風牙の魔法の訓練用の的を妖精魔法でポンポンと作り上げながらシェリーも会話に参加してくる。

雷牙と風牙は馬車を引きながら魔法を使い、この的を打ち抜いているのでこっちの会話に参加する余裕はないだろう。いずれはこなしてもらうが、今はいい。

「銀は一匹の期間が長かったからからなー。他の人に魔法かけるのも苦労してるし。」

そのおかげか知らんが、銀は聖魔法を使いこなせなかった。

もうちょい期間があれば、集中的に教えて使用出来るようにしたのだが。まぁ、銀一人だけなら自己回復するし、強化も自分で【四肢強化】すりゃ問題ないからいいと思うが。

「検証…つうか考慮することが多すぎてままならんな。」

「…なまじ使えるもんが多すぎるってことか。」

「そうゆうこった。」

手数の多さゆえの悩みだな。


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