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そんなこんなで二人で2年くらい修行していた。
フランは、
【フランシス=マーガレット】【646:8】【メイン職業:狩人見習い28 サブ職業:村人1、魔法使い見習い17、精霊術見習い1】
HP:95
MP:140 (129)
力:42
敏捷:54
健康:40
知識:39
知恵:32
威厳:10
運:21
【パッシブスキル:嗅覚聴覚強化】
【アクティブスキル:弓術8、調合2、採取4、罠師10、土魔法7、風魔法6、精霊会話1】
経験値2倍、熟練度2倍
こんな感じになってた、っょぃ。
うすうす感じてたが経験値と熟練度が重複してる部分がある。
主にスキルと能力がそれだ。力を例にあげると、力を使う経験とその行為がどれだけ熟練してるかと、自分でもなに言ってるかわからないけどそうなってる。スキルについてもそうで例えば、罠を作る経験とその罠をどれだけうまく作れるかの熟練が関わってくる。こっちのほうがわかりやすいな。
逆に職業の方はダメだ、いやしてると言ってもいいが少し違う、例えば剣士の場合魔物を剣で倒すことによって経験値と熟練度は入る、しかし単に素振りだけしてるとなると極少でしか経験値は入ってこない、熟練度は別だが、個別で加算されてるようだった。魔物相手にしない鍛冶屋とかはまた違うんだと思う。錬金も違ったしな。
ちなみに俺はというと、
【リード=ニア=アトラス】【645:9】【メイン職業:詩人10 サブ職業:大魔法使い45、村人1、戦士15、剣士10、僧侶5、武道家見習い25、商人見習い1、盗賊見習い1、冒険者見習い7、鍛冶屋見習い1、錬金術師見習い25、魔物使い10、魔石見習い2、召喚士見習い1、狩人15、精霊術師見習い1、迷宮見習い1】
ボーナスポイント:307
HP:742
MP:36345 (28423)
力:590 【1】
敏捷:510
健康:521
知識:795
知恵:704
威厳:111
運:163
【EXスキル:神眼、死神、賢者、職業変更、ボーナスポイント贈与、反射神経、大魔道士】
【パッシブスキル:限界突破、マッピング、情報整理、言語理解、魔法遮断、魔力追跡、念喋、二刀流】
【アクティブスキル:歌10、楽器7、打撃武器4、採取3、片手剣10、両手剣10、両手持ち10、盾5、重装備2、中装備7、軽装備10、闇魔法1、光聖魔法6、無魔法10、妖精魔法10、信仰10、格闘10、気功10、算術10、話術10、宝物庫10、投擲武器10、情報操作10、トラベルワープ1、鍛冶1、錬金10、調合10、使役10、飼育8、魔石改良2、魔石増幅2、召喚魔法1、武器防具召喚1、弓術10、罠師10、精霊召喚1、精霊会話1、迷宮作成1、迷宮操作1、魔法偽造10】
経験値4倍、熟練度4倍、超回復、無詠唱
これだ、使えるものを平均的に伸ばしている。
狩人はフランと一緒に狩りに出かけてあげている。本当は罠の様子を見に行くとか言ってるけどがっつり獲物捕えてる、この前なんてオオコブイノシシなんていうでっかいイノシシを仕留めたときは罠に入りきらなくて言い訳考えるのに必死こいてた。
魔法は4種類カンストいったらEXスキルに結合昇格した。曰く、【大魔道士:魔法を極めし者、常に新しい魔法を生み出す。】とかなんとか、ちなみに【賢者:聡明な知識をもって魔法を使いし者、魔力の概念を覆す】若干かぶってる。
他に至ってはわからんからとりあえずカンストで。自然に結合されたり、自分の想いによってスキルがとれたり結合したりするからそっちはひらめきを待つしかないな。
最近はフランとつるむことが多くなっているので村人とか友達とかから「おしどり夫婦」とか色々言われたりするけど気にしない。フランが満更でもなさそうなのが可愛い。
そりゃ俺も男なわけで嬉しいですよ、美少女幼馴染とかSNEってもんです。いやでも手は出さない、まだ早いしね?別に俺が前世で童貞でどうやってそっちに持ってくかわからんとかじゃなくて、ブイブイいわしてたもんだよ?昔はね?
シェリーと遊ぶのも忘れてないよ。たまに二人でのんびりと買い物とかシェリーの好物の花探しに行く時とかに、
「あれとかいいんじゃない?」
「そうね、アナタににあってるんじゃない?」
「じゃあ、お前にはこのちっちゃくて可愛らしい帽子なんてプレゼントしちゃおうかな?」
「ありがとう、アナタ。愛してるわ。」
「はっはっは!ういやつじゃのう。」
なんて漫才かますくらいには仲がいい。
あ、シェリーも成長してるよ。
【シェリー】【650:4】【メイン職業:妖精23】
【大妖精】
HP:371
MP:18172 (12321)
力:295
敏捷:255
健康:260
知識:398
知恵:352
威厳:56
運:82
【パッシブスキル:妖精特性】
【アクティブスキル:妖精魔法10、調合7、歌10、踊り7、錬金10、火魔法10、水魔法10、風魔法10、土魔法10】
熟練度4倍、超回復、無詠唱
ステータスは俺の半分だからいいとして職業は妖精固定らしかった。かといって別に他のスキルが使えないなんてことはない、無理矢理にでも教え込めばいいからな、あとは魔力さんがなんとかしてくれる。
歌については俺とデュエットしてるし、なんか踊りすっごいうまくなってんなって思ってたら踊りのスキルとってた。俺そんなの知らないのに…。
職業が固定ならばと経験値4倍はいらんと思ってスキルの上がりやすい熟練度4倍とあと便利な超回復と無詠唱をプレゼントしといた。
「意味がわかりません。本当に人族ですか?」
その時のシェリーの顔は今でも忘れられない。
今日は別に何も予定はなかったし、マーディとセリーの訓練を終えたあとに久しぶりにいつものお気に入りの場所にきていた。
シェリーと一緒にお弁当を食べながらのんびりする。
時々魔物避けの歌を歌ったり、シェリーに錬金で花の冠を作ってあげたりとさながらデートのようなことをしていた。
「ん?森の中になんかいるな。」
「魔物ですか?いつものことじゃないですか。」
シェリーに木の枝を錬金した指輪を作ってる最中にふと気がついた。意識を集中させる。
「…いや、魔物もいるがこれは…。」
「マスター、いきましょう。」
シェリーはすぐに察して俺を促す、シェリーを肩に載せ、消えるようにその場から気配のする方へと疾走した。