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「何こそこそとやってるんですか?」

「いや、ちょっと馬車の改造をな…。」

流石に色々とやってたのでシェリーに突っ込まれてしまった。

「あんまり変なことに雷風ちゃんを巻き込まないでくださいね。」

「巻き込んでねーし!てゆうかその呼び方は決定なの…?」

シェリーが割とマジな顔で注意してきた。失敬な、俺はみんなを思ってやってるのに。

今まで作ったものを並べてみても全部有能なのばかりなのに、これだから女は…。

口に出したらぶっ飛ばされそうなので絶対に言えないけど。

それよりも雷牙と風牙は別に嫌な顔をしてはいないので呼び方については良さそうだ。

確かに両方を呼ぶときはそっちの方が早いきがするな…。らいふうちゃん…、いや…。

「それよりもそろそろ出発しましょうか。」

「あ、あぁ、そうだな。…おっしゃいくか、ダブルファング!!」

振り返ってらいふうちゃん、もといダブルファングに声をかける。

…めっちゃ露骨に雷牙と風牙に嫌な顔をされた。


「…なんか少しフワフワする?」

「んー、気にならないけどそうなの?」

休憩を終え、改良馬車に乗り込む途中にフランがそんなことを呟いた。ハピは気がついてないっぽいけど。

「ちょっと改良してみた。」

「またなんかやったのかよ。」

「まぁ、私達には害はないでしょう。」

素直に答えたらヒューイとシェリーがちょっと苦い顔してこっちを見てきた。本当に失敬な奴らだよ。

「あるわけナス。…考えてみ?俺の作ったものに有害なのなんてないでしょ、いい加減にして。」

「…マスター、まさか気がついてないわけないですよね?」

「え?何が?」

またもやマジ顔のシェリー。俺何かしたの…?

「はぁ…、一応言っておきますけど。マスターの作る物ってえげつないんですよ?」

「いや、そりゃ、まぁ…?そんな褒めんなよ。」

そんなに褒められると流石に照れちゃう。

「…。」

あっ、これ褒められてないやつだ。

「続けて。」

「マスターの作る品物。多分どれもこれも歴史に残ってもいい品物です。ていうか、本で読んだ限り、他に例のないくらいの物もあります。」

「…マジで?」

いやそりゃ、折角作るんだから気合入れて作ってるんだから…いや、でもそこまで?

てゆうかシェリー本ばっかり読んでるイメージあったけどそんなことまで調べてたのか。

「例えば、その…あきら丸でしたっけ?」

「いや、俺の愛刀の名前くらいちゃんと覚えといて!阿修羅丸だよ!!」

「あぁ、そうでしたっけ?」

シェリーが若干首を傾げる。

これボケとかじゃなくてマジなやつじゃん。覚えといてよ…。

「まぁ、それは置いといて。それも大概ですよ。…大凡ですけど、私の魔力全部つぎ込んだ魔法ですら吸収しきるでしょう?」

「んー、多分いけると思うぞ。」

阿修羅丸を腰から外して手に持つ。…そういえばシェリー達は作ったとこ見てるけどフラン達はコイツのこと知らないんだよな。視線が阿修羅丸に集まるのがわかる。

消し去る方が負担は少ないといえ、吸収する方も昔の俺並の魔力くらいは吸い取ると思う。限界超えたら弾け飛びそうだからそんなでっかい魔力はお断りだが。

「それですよ。魔力を吸収する剣ってだけでも国宝級に値するんですよ?」

「え?マジ?」

「マジです。それで許容量がおかしいくらいで、尚且つ剣としても最高峰。…わかりますよね?」

「…はい。」

図らずともなんかネトゲの期間限定で使える課金装備みたいなのを作っていたみたいだ。いや、スキルとかで武器がロストするけど性能を10倍とかにする技を常時使ってるみたいな?

話しているあいだにハピの目が輝いてるのが気になってしょうがないが、他の奴らはポカンとした顔してるな。

「…あのシェリーさんの魔法を全部吸収しちゃうの?」

「さっきは消してましたけど、吸収も出来るんですか…。」

ポツリとフランとロイが呟いた。

「ね?常識人からしたらこの反応になるんですよ。」

「…まぁ有害じゃないし!」

「開き直りましたね。あの木の弓でさえ、ティスカ公が欲しがるんですよ?」

「確かにな。軽く流してたけど冗談っぽくはなかったしな…。」

まぁ、俺が使う分にはいいだろ。

…どうしよう、この後訓練やるのもあれだからヒューイ達の武器を作ろうと思っていたが、なんか先を見据えてシェリーに釘を刺されたみたいだ。

うん、ほどほどにしておこう。…ほどほどに。

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