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外伝1

ここはどこだろう。目があけられない。

かすかに光がみえる。爽やかな風とともに声がきこえる。


(おうた?)


先ほど生まれたばかりであろう、自分自身について考えてみる。

どうやら自分は妖精と呼ばれる存在だと、魔力を糧にして生まれ育つ存在だと理解した。


(ここ、どこ?)


恐る恐る目をあける、先程から聞こえている歌らしきものは今でははっきりと耳に入ってくる。


(きれいな、こえ。)


最初に妖精が思ったのはそれであった。自分に降り注いでいる日の光も、目の前に広がる綺麗な花も、この歌に心が奪われていた。


(あっ、おわり。)


歌が終わり、歌っていたと思われる人物はどこかにいくようだった。


(もっと、ききたいな。またおうたうたうかな?)


小さな妖精の心の中は、歌のことでいっぱいだった。


その三日後にあっさりとその人物と出会うことなど、夢にも思わずに。

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