表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/491

六神司院(ロゲルスリン)の使者

 明くる朝、アトラスはベッドで飛び起き、冷や汗が額から頬に流れ落ちるのを感じた。しかし、夜半、どんな悪夢にうなされ続けたのかは覚えていない。目覚めの瞬間に、心の中が帰国の不安で満たされたのである。王位を継承するために帰国する。ただ、国の人々は王リダルの戦死とルージ軍の敗戦にどれほど混乱するだろう。同時に父とは比較にならぬほど未熟な自分を、民は王として受け入れるだろうかという不安も湧く。

 ルージ軍の敗北と王の戦死、既に過去の出来事がアトラスの心を乱すばかりでなく、見通しの利かない将来に絶望に近い不安を感じていた。そんなアトラスの心を更にかき乱す出来事が起きた。ヴェスター国王レイトスがアトラスの出立に延期の申し入れをしたのである。六神司院ロゲルスリンから使者が来るという。

 アトランティスでは貴人の訪問の前に、先触れの使者を出してその訪問を告げる。先触れの使者が都レニグに到着し、今日の昼に、六神司院ロゲルスリンの正使が、王レイトスに面会を求めるというのである。六神司院ロゲルスリン正使が何を告げに来るのかは不明だが、その内容はアトラスも帰国前に知っておく必要があるだろう。王レイトスの申し入れはそう言う配慮である。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ