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マイペースな世界で。  作者: 亜孤
プロローグ
1/8

マイペース少女、現る

とある街に学校のチャイムが鳴り響く。

お日様は空の真上。

どうやら、お昼のチャイムのようだ。

普通なら学校でご飯を食べる時間。

しかし、この少女だけは違った。


「んー?あれま、もうこんな時間どすかー・・・」


少し変わった口調で喋るこの少女。

時間を確認するためにゆっくりと時計の方へと顔を向けた。

時間は十二時。それを見た瞬間、少女は口に銜えていた箸をポロッと落とした。

そして、血相を変えて椅子から立ち上がり、下に置いていたカバンを掴んで外へ飛び出した。


「朝ではないんですかあああ!!!」


と叫びながら。

少女の名前は都嶋裕子。

ちょっと不思議ちゃんでかなりマイペースな高校一年生。

今の時間は十二時をちょっと過ぎたあたり。

たった今、朝食の途中だったけれど自宅から学校へ登校中。

もちろんこれは日常茶飯事。


「うー・・・。これで入学式以外ずっと遅刻でござんす・・・」


半泣き状態で走りながら裕子は言った。

その速さが五十メートル走でいうと六秒台の速さであるとは、彼女は気付いていない。


「いやぁー!遅刻してまいますううう!!」


もうしているのだが、そう叫ぶ裕子の声は町中に響いていった。



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