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ギフト  作者: ろっくん
2/21

第二部

あははは、、、。あはは、、あはっ、あはっ、、、、。

調子にのってまった。

楽しかったから良いけど。

更新すると結構読んでもらえるようになったから少し嬉しくてこんな感じになってしまいました。僕はこういうのが好きです。みんなも好きだと良いんだけれどね。

俺は探偵さ。

何て言えればかっこいいのだけれど、結局のところお客様のパシりである。お客様が写真を撮ってきてくれと仰ればラヴラドールレトリバーのように尻尾を振って回収しにいく。僕の得意な仕事は猫探しと人探しだ。僕の好きな仕事は人探しではなく、猫探しである。なんとも平和でよい。探偵がいるから殺人事件が起きるとまでは言わないが、探しだしてはいけない、せっかく隠れているのにわざわざ日に当てなくてもよかったのにと思うことが多々ある。その点猫は迷子になって困っているし、飼い主も真剣に心配している。虐待して猫が逃げ出したなんていう人はわざわざ人に猫を探せなどと言わない。まさに猫もハッピー、飼い主もハッピー、ついでに僕の懐もハッピー。まったくもって実に気持ちの良い仕事である。


ピロロロ・・・・。今日も猫探し専門の電話番号に電話がかかってくる。なんと良い1日だろう。さっきもいったように得意なのだ。探偵事務所設立当初から(一応探偵事務所と書いてある。すぐ下に猫探しは喜んで引き受けますとも、、。むしろそっちの方が字が大きい)猫探しには定評がある。迷子の猫たちで僕の生活は成り立っている。僕は探偵と言うより猫の牧師とでも言った方があっているだろう。犬のコメディアンと猫の牧師。全く平和だ。


だが何事にも例外がある。今日かかってきたのはいつもの常連の高田さん。お金持ちの高田さんちのジェニファーちゃんは実に立派な体格をしていらっしゃる。本人は好きらしいのだがブロック塀を歩くと三分の二は体が外に出ている。時々転がり落ちてエアコンの室外機と塀の間に嵌まってしまう。猫探しの依頼の三回に一回はジェニファーちゃんなのだから嵌まるのが趣味だといっても構わない。ブロック塀を歩くのが好きなのではなく嵌まるのが好きなのではないかと邪推してしまうくらいだし、近所の奥様方からはその説の方が有力だったりする。


だがとってもどんくさそうなジェニファーちゃんではあるのだが、デブ猫まん丸コロコロジェニファーちゃんではあるのだが、30センチという距離手が伸びる距離において彼女の反射神経は他の猫の追随を許さない。我が相棒、マキちゃんの何代にも渡っての宿命の天敵なのだ。


私が猫探しのプロと言って憚らないのは彼女の存在が大きい。彼女がいてくれたからこそ我が探偵事務所が探偵事務所として存在できたと言っても過言ではない。彼女は我が一族にとっていついかなる時においても相棒であった。唯一無二、かけがえのないとはちょっと違う意味で言えないのだが・・・。まぁ何はともあれマキちゃんの名を何代にも渡って襲名してきた彼女たちは私の肩に手をおいて戦いのゴング(電話のコール)が鳴るのを待っているのだ。

読んでくださりありがとうございました。

こんなノリではありますが、今後もお付き合い頂けると幸いです。

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小説家になろう 勝手にランキング
なにか面白い気配がしたのでランキング始めてみます。 これくらいの文章でおこがましいと思いますが よろしくお願いします   m(__)m
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