第十四部
次回からテーマパーク観光が始まります。
んー毎回こんな前書きで申し訳ない・・・・。
んじゃ寝ますzzzzz。
チケットを専用の機械に飲み込ませると何やら陽気そうな兎が現れた。
「きゃはは、バベルにようこそ、選ばれた君。君は何を望んできたんだぴょん?」
簡潔に観光と答える。そのあと思い出して招待とも答える。
「わーお。珍しい。君は本当に選ばれたんだにゃん。まぁ次の質問群をよろしくにゃん」
語尾が安定しないようだ。兎の鳴き声を知らないから何とも言えないがぴょんならぴょんで統一してほしいものだ。
画面に現れたキーボードで必要な個人情報を打ち込んでいく。
そのうちに怪しくなってきた。
「こんなに細かいところまでなんで聞くんだい?」
「ヒヒーン!ただのテーマパークじゃないからさ。バベルはお客様一人一人のニーズに合わせた御もてなしをするんだクマ。そのためにはお客様をよく知らないとね。きゃはは」
結婚していますか。もしくは、結婚を予定していますか?
→NO
今日は一人で来たか?
→YES
同棲している人はいるか?
→NO
両親は生きているか?
→NO
住居はマンション、アパートか?
→YES
近隣住民との交流はあるか?
→NO
仕事はあるか?
→YES
今の生活に満足しているか?
→YES
食事は外食が多いか?
→NO
このテーマパークに来ることを知人に話したか?
→YES
「これでいいかい?」
「ひゃひゃひゃ、嘘も交じっているけどとりあえずこれでいいかにょん。最後に一つ、望みをかなえるためにあなたは何を差し出せる?」
これは難しい。探偵はこれがあやふやなのだ。自分の頼みではなく他人の願いを叶えることで成立する。叶うのが望みではあるが望みがかなったところで私が失うものはなく、むしろ私も満足できる。
「あえて、挙げるとすれば時間かな?」
「ケロッケロッ。それは豪勢だしましまーー。それではそれでは一名様ご案内クジャクジャ!!!とりあえず滞在する部屋まで案内するワニ。荷物を置いてそれからだハッハッハー。それからは自由にどうゾウ。銅像じゃないよ、象だよパオーーン」
頭が痛くなってきた・・・・。