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絶縁体

ある日を境に時間が止まったんだ。原因不明の病気が世界各地で蔓延した。人間の大切な

「思考」

をキレイさっぱり消し去る病気。いつ発病するかも分からない病気。日本の人口の半分以上がこの病気にやられた。国も打つ手すらない病気。何もかもが終わった世界になった。


僕の名前はユウスケ。24歳。ラーメン屋で働いてる。とても汚く見える店なんだけどラーメンはメチャクチャにウマイんだ。そこの店長のヒロジイの奥さん、子供全員その病気にやれた。そして僕の恋人、アキもその病気にかかった。

この病気の正式名称は

「絶縁体症候群」

って呼ばれる。

なんでその名前かは分からない。

発病は突然起こる。

寝ていて目が覚めた時、食事をしている時、運転してる時、トイレしてる時などいつでもどこでも発病の可能性があるんだ。発病すると食事やトイレさえも付きっきりでないと一人でする事が出来ない。怒ったり、笑ったり、泣いたり、喜んだりする感情すらなくなる。もちろん、喋りもしない。その人はそこで時間が止まってしまうんだ。

これは単なる僕らの恋の話なんだ。

僕とアキとの物語だ。

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