邪魔
掲載日:2026/08/11
登場人物
渚 : 母
昴 : 11歳・小学5年生
朔 : 7歳・小学1年生
ゴミは昨日のうちに、忘れないように玄関に置いた。
家を出る時間になり、玄関へ向かう。
「靴履いて。もう時間だよ」
「はーい」
靴を履こうとして、足元のゴミ袋が邪魔になった。
「邪魔」
ゴミ袋を持ち上げ、玄関の端へ寄せる。
「朔、帽子は?」
「あ」
「忘れてるよ」
朔が帽子を取りに戻っている間に、昴が靴を履いて外へ出る。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
帽子を手に戻ってきた朔も、急いで靴を履いた。
「行ってきます!」
「行ってらっしゃい。気をつけてね」
「待って、お兄ちゃん!」
玄関を飛び出した朔の声が遠ざかっていく。
二人を見送ったあと、私も仕事へ行く準備を済ませた。
バッグを持って玄関へ向かい、靴を履いて家を出る。
仕事が終わって家に帰り、玄関の扉を開けた。
靴を脱ごうとして、端に置かれたゴミ袋が目に入る。
「…………」
「あ。」
作者もゴミを出し忘れたことはあります。
ただし、玄関には置きません。
このお話は創作です。




